天井に発生したカビは落とせる?個人で根こそぎ落とす方法を解説

牧平 幸
執筆者

カビドクターズ代表

牧平 幸

カビドクターズの代表・牧平 幸です。カビ取り5年の経験と、世界初の特許技術を用いて大阪・京都No.1の品質を目指して日々カビ取りと向き合っております。

「天井にカビが発生してしまった、どうしよう、、、」
「部屋全体にカビが移りそうだから早く対処しないと、、、」

天井のカビは落としづらい反面、部屋全体にカビが

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【表面のカビ】天井のカビを自分で落とす方法

まず、自力で天井のカビを落とすことは非常に難しいです。

理由としては、カビを落とすために重要な要素である、

  • カビ取りの主成分である『次亜塩素酸ナトリウム』の濃度が十分であること
  • カビ取り液剤をカビ発生箇所に十分染み込ませること

の2点が、天井だと非常に難しいためです。

そして、天井のカビ取りで最も注意すべきは、目にカビ取り液剤が落ちるリスクです。

カビ取り液剤を塗布している最中に目に液剤が垂れてしまい、最悪の場合は視力が影響的に低下する可能性があります。

自力でカビ取りを行う場合は、必ず保護メガネを着用して取り組んでください。

その上で、試す価値があるカビ取り方法をお伝えします。この方法を3回ほど繰り返してもカビが落ちない場合は業者に依頼しましょう。

▼ 用意するもの

  • キッチンハイター
  • 片栗粉
  • 脚立
  • ハケ(カビ取り液剤を塗るためのもの)
  • 雑巾(5枚ほど)
  • シート
  • マスク
  • 手袋
  • 保護メガネ(天井のカビ取りは必須)

手順①オリジナルカビ取り液剤を作る

キッチンハイター40mに対して片栗粉小さじ1杯を入れてかき混ぜます。粘着性のあるジェル状になったら完成です。

固まり過ぎた場合はキッチンハイターの量を増やし、ジェル状にならなければ片栗粉を投入して調整しましょう。

手順②ハケを用いて液剤を塗布

オリジナルカビ取り液剤をハケに漬け、カビ発生箇所に塗布します。

その際に、カビが発生していない近辺の箇所も塗布してください。カビの胞子は必ず近辺に付着しているため、カビを根こそぎ取る場合は近辺までカビ取りを行う必要があります。

また、カビ取り液剤の主成分は『次亜塩素酸ナトリウム』であり、塗布した液剤が床に垂れて、家具や床・壁の素材を痛める可能性があります。

万が一の対策として、カビ取り液剤が垂れても問題ないように、液剤を塗布した場所の下にシートを敷いておきましょう。

手順③1〜3時間ほど放置して雑巾で軽く拭く

カビ取り液剤は、カビに触れている時間が長ければ長いほど、根本からカビを除去してくれます。

そのため、塗布してから1時間から3時間ほど放置し、その後に雑巾で拭き取ってください。必要であれば軽く水をつけて拭き取ります。

注意点として、カビが取りきれていない可能性もあるため、ゴシゴシ吹いてしまうとカビを部屋全体に飛ばしてしまう可能性があります。押し当てるように丁寧に拭き取りましょう。

また、塩素の臭いが強烈なため、必ず窓を全開にして取り組みましょう。

天井のカビを業者に依頼する際の注意点・費用相場

上述した方法でカビが落ちない場合は、業者に依頼しましょう。

業者に依頼する際の注意点

業者選びのコツは「下請けに丸投げの業者ではないか」という点だけ気をつけましょう。

大手のカビ取り業者は、集客と接客だけ担当し、施工担当は下請けに丸投げというケースがほとんどです。

依頼した会社は歴史ある会社だが、施工担当者はカビ取り歴1年未満なんてことが頻繁にあります。

質問の方法としては「施工担当は御社の雇用保険に加入された従業員でしょうか?またカビ取り歴3年以上でしょうか?」と質問してみると良いです。

天井のカビ取りの費用相場

㎡あたり2,000円前後が相場とされています。

ただし、注意点として天井に発生したカビはカビ発生箇所以外の近辺もカビ取りをする必要があります。

そのため、カビ発生箇所の3倍程度の広さは見積もっていただいた方が良いです。

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天井のカビを放置するとで起こる健康リスク

カビは生育場所を見つけたら、菌糸を伸ばして成長し、胞子を飛ばしてさらに増えていきます。
天井で発生したカビの胞子は重力に伴い、部屋中に胞子をまき散らします。その結果、シックハウス症候群など
カビを原因とする健康被害の原因となることも。天井のカビは放置せず、早めに対処しましょう。

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天井にカビが発生する理由・原因

天井は家の中でもカビの発生しやすいスポットの1つです。特に、四隅は湿気や汚れが蓄積しやすいため
そこからカビが発生し、どんどん広がってしまいます。
天井にカビが生える原因は大きく分けて「結露」「漏水」「汚れ」の3つです。

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結露

室内と室外の気温差が発生し天井に結露が発生すると、その結露の水滴が原因でカビが発生します。
水滴が溜まると厄介な黒カビが生えやすくなり、放置すると除去が難しくなるため、日ごろから換気と除湿で結露対策
を行うことが大切です。

漏水

雨漏りなど、水漏れが天井に蓄積し、これが原因でカビの原因になる場合も。この場合は早めに修理するようにしましょう。

汚れの蓄積

なかなか天井は掃除する機会がなく、いつの間にかホコリや汚れが溜まっているということも有るかもしれません。
しかし、汚れはカビの栄養源となるため、定期的に掃除しましょう。特にキッチン近くの天井は油汚れなどが蓄積しやすいため、こまめに掃除しましょう。

天井の防カビ対策

天井のカビの原因となる「結露」や「湿気」「汚れ」の対策が重要です。

  • 換気をこまめに行う
  • 天井掃除も定期的に行う
  • 除湿機やサーキュレーターを設置して湿気対策をする
  • エアコンの除湿機能を利用する
  • 漏水や雨漏りの修理する

また、既に天井のカビが酷く広がっている場合には、早めにカビ取りの専門業者へ相談しましょう。

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