押入れに生えたカビを取りたい!除カビ方法と再発予防のための湿気対策を専門家が解説

牧平 幸
執筆者

カビドクターズ代表

牧平 幸

カビドクターズの代表・牧平 幸です。カビ取り5年の経験と、世界初の特許技術を用いて大阪・京都No.1の品質を目指して日々カビ取りと向き合っております。

この記事を読むと

  • どうして押入れにカビが生えたのか考えられる原因
  • 押入れのカビを落とす方法
  • 押入れの湿気を取りカビを防ぐ方法

について、知ることができます。

押入れにカビが生える原因

押入れは、日本の住居特有の収納庫で布団や衣類など衣類や小物類、書類などを収納している空間です。
この押入れは多くの荷物を収納できるため、便利なのですが、湿気が溜まりやすく、この湿気を放置することでカビが生えやすくなります。

①湿気の蓄積

押入れを閉め切っていると、通気性が悪くなり雨の日や曇りの日など天気の影響を受けて、湿気が蓄積します。
定期的に換気や除湿を行っていれば良いのですが、あまり取り出しをしない部分はカビが生えやすくなります。
また、湿った衣類や革製品などはカビの発生源となります。

②物の詰め込み過ぎ

①の湿気の蓄積と同様に、モノを詰め込みすぎることで風通しが悪くなり、湿気が溜まることからカビの原因となります。

③漏水

雨漏りや漏水が押入れに蓄積し、その水分を放置することで押入れの上や壁面にカビが生えることがあります。

④隣接する部屋からの湿気

押入れの裏が、脱衣所や浴室だったり、トイレで壁に結露が生じている...という場合に
その湿気を押入れの木材が吸収し、カビが発生することもあります。この場合、衣類にまでカビがあっという間に広がり、被害が膨大になることも。

⑤収納している衣類や道具類のカビ

押入れ由来ではなく、収納している衣類に残った水分や汚れなどが原因でカビが発生し、そのカビが押入れに広がっていくというケースも。つまり、押入れ自体のカビ対策だけでなく、収納している衣類や道具自体のカビ対策も必要です。

押入れのカビを除去する方法

①消毒用エタノール

準備するもの

  • 消毒用エタノール
  • 雑巾
  • 扇風機
  • ゴム手袋やマスク

予め押入れの荷物を全て取り出しておきます。換気もしましょう。

<STEP1>雑巾に消毒用エタノールを染み込ませる

雑巾や布巾に消毒用エタノールをたっぷりと染み込ませます。
消毒用エタノールは70%程度のものが殺菌効果が高くおすすめです。

<STEP2>押入れに塗る

押入れのカビた部分を中心に、消毒用エタノールを塗っていきます。

<STEP3>時間を置いて拭きとる

10分ほど置き、水分の残った部分を乾拭きをして、乾燥させたら終了です。

この方法では、カビを殺菌することはできますが、カビの色素を漂白することはできません

②逆性石けん

逆性石けん(塩化ベンザルコニウム)は、石けんとありますが殺菌剤の一種で、薬局で手に入れることができます。必ず、水に薄めて使うようにしてください。無色無臭なので、アルコールの香りが苦手な方におすすめです。
ただし、この方法もカビの色素を漂白することはできません。準備するものは以下の通りです。

  • 逆性石けん
  • バケツ
  • 雑巾
  • ゴム手袋やマスク

<STEP1>逆性石けんを水で希釈する

目安は、水1ℓに対してキャップ1杯程度(200倍希釈)入れて薄めます。

<STEP2>押入れに塗る

雑巾に、逆性石けんの溶液を染み込ませて押入れに塗ります。30分ほど置きましょう。

<STEP3>拭きとる

固く絞った雑巾で、拭きとります。その後、扇風機の風を当ててしっかりと内部を乾燥させたら終了です。
もしも、押入れに収納している小物類の表面にうっすらとカビが生えているようでしたら、逆性石けんを染み込ませた雑巾で軽く拭くことで、表面のカビを殺菌・除菌することができます。

③次亜塩素酸ナトリウム(ハイター)

最後に、漂白効果のある塩素剤を使った除カビ方法です。塩素ガスが発生するため必ず換気を行い
マスクやゴム手袋、ゴーグルを着用しましょう。準備するものは以下の通りです。

  • 次亜塩素酸ナトリウム
  • バケツ
  • 雑巾
  • ゴム手袋・マスク・ゴーグル

<STEP1>次亜塩素酸ナトリウムを水で薄める

バケツに水を入れて、次亜塩素酸ナトリウムを入れて希釈します。
目安はバケツ一杯(5ℓ)に対してキャップ1杯です。カビの酷さに応じて調整してください。
ただし、素材によっては変色するリスクもあるため、目立たない場所で試してから使用しましょう。

<STEP2>雑巾で塗る

雑巾に次亜塩素酸ナトリウム溶液を染み込ませて、押入れに塗っていきます。

<STEP3>拭きとる

10分ほど時間を置き、固く絞った雑巾で数回拭きとります。成分を残さないように、拭きとるよう意識してください。

また、押入れ内は換気が行き届きにくいため、時間がかかりそうな場合は休憩を取りながら行いましょう。

カビを防ぐための押入れの湿気対策

①定期的な掃除と換気

カビを防ぐためには、押入れに収納している物を定期的に出して掃除しましょう。
衣替えは、押入れ掃除の絶好のチャンスです。収納している寝具を全て出して、天日干しにし、衣替えした衣類を洗濯したり、クリーニングに出すことで、物品自体のカビ対策にもなります。
また、押入れを空にして、ホコリを掃除機で吸い込んだり、消毒用エタノールを使ってカビ予防をすることで
カビの発生を防ぎます。

②除湿剤や除湿機の設置

湿気が溜まりやすい押入れには、除湿剤や除湿機を設置しましょう。
除湿剤は、水が溜まったらすぐに取り換えて、定期的に交換します。水が溜まったまま放置すると「加湿状態」になるため注意しましょう。

また、小型の除湿機を押入れ内に置くことで、ジメジメしやすい押入れの湿気を管理しましょう。
天気の良い日は、押入れにサーキュレーターを当てて、通風するのもおすすめです。

③収納量を調整

モノをたくさん収納していると通気性が悪くなり、カビの原因となるため、要らないものはこの際処分し、押入れ内の通気を良くしましょう。
また、奥に閉まってあるものも取り出して、定期的に必要か不要かチェックしてみるのもおすすめです。

④漏水の修理

漏水が原因と考えられる場合には、早めに配管の修理を依頼しましょう。

⑤濡れている衣類や道具類の乾燥

一度着用して、皮脂や外の湿気が付いている衣類をそのまま収納するとカビの原因となるため
きちんと乾燥してから入れるようにしましょう。また、クリーニングに出した衣類をカバーにそのまま
入れて収納している場合には、ビニールの内部に水滴が溜まりカビの原因になることもあります。
カバーを取り外して収納しましょう。

カラーボックスの除カビ方法

カビが再発してしまったら

押入れの除カビを行っても、再びカビが生えてしまった場合や天井のクロスがカビにより剝がれている場合
カビが広がり過ぎて手にを得ない場合には、カビ専門業者にご相談ください。

 

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