クローゼットのカビ取り | 原因・対策・最強カビ取り剤まで徹底解説

牧平 幸
執筆者

カビドクターズ代表

牧平 幸

カビドクターズの代表・牧平 幸です。カビ取り5年の経験と、世界初の特許技術を用いて大阪・京都No.1の品質を目指して日々カビ取りと向き合っております。

クローゼットに生えたカビ取り方法

カビは一度発生すると拡散し続けるため、見つけ次第すぐに対処する必要があります。

特にクローゼットは閉鎖空間のためカビが繁殖しやすい高温多湿の環境が整っているため、数週間でカビ被害が拡大する可能性が高いです。

そんなクローゼットのカビは5つのステップで対処ができます。

  • 事前準備:クローゼットの中身を全て取り出す
  • カビ除去①:クローゼット内の壁や床のカビ除去
  • カビ除去②:クローゼット内の衣類のカビ除去
  • 防カビ:クローゼット専用の防カビ剤を設置
  • 再発防止:カビを発生させないための環境作り

前提条件:晴れている日に窓を全開にする

クローゼット内にカビが発生している場合、衣類にもカビが移っている可能性が非常に高いです。衣類のカビ除去を行う方法に「外での天日干し」が必須なため、クローゼットのカビ除去は晴れている日にやりましょう。

事前準備:クローゼットの中身を全て取り出す

まずはクローゼット内の全てのものを取り出します。取り出したものは部屋ではなく外に天日干しにします。部屋にカビの胞子が飛ぶことを防ぐためです。

カビ除去①:クローゼット内の壁や床のカビ除去

発生しているクローゼット内のカビ除去を行います。使用するものは「塩素系カビ取り剤」あるいは「消毒用アルコール」が有効です。塩素系カビ取り剤は強力な一方で用法・用量を守らないと人体に悪影響を及ぼす可能性があります。

少しでも不安がある方は消毒用アルコールを用いてカビ除去をしましょう。市販の消毒用アルコールは40〜50%が多いですが、カビ除去で用いる場合は70%〜80%の濃度が必要です。また消毒用アルコールを吹きかけてから2〜3時間ほど放置しないと効果が全くありません。

またカビ除去をおこなう前にカビを拭き取ろうとする方が多いですが絶対にやめましょう。拭き取る際に部屋中にカビの胞子を散布してしまう可能性があるためです。まずはカビ除去でカビを死滅させてから拭き取るようにしましょう。

\ ワンポイントアドバイス /

塩素系ガビ取り剤を使用する上で絶対にやってはいけないことは、塩素系カビ取り剤と酸性タイプの製品と混ぜることです。塩素系カビ取り剤と酸性タイプの製品を混ぜると有毒な塩素ガスを発生させ、最悪の場合は塩素ガス中毒となり命の危険があります。

カビ除去②:クローゼット内の衣類のカビ除去

発生しているカビが白カビの場合は酸素系漂白剤を規定量入れて洗濯すればほとんどが落ちます。ただし黒カビは洗濯だけでは落ちない可能性があります。

落ちなかった場合は40℃〜50℃のお湯に酸素系漂白を入れ、カビが付着した衣類を入れて2時間ほどつけ置きしましょう。

\ ワンポイントアドバイス /

衣類の素材によっては塩素系漂白剤不可な素材もありますので、事前に確認しましょう。脱色してしまい着れなくなってしまっては本末転倒です。

防カビ:クローゼット専用の防カビ剤を設置

手軽なカビ対策としてクローゼット専用の防カビ剤を置きましょう。主な役割としては「抗菌」と「除湿」であり、カビ対策以外の役割としては「消臭」の役割を持つ防カビ剤があります。

防カビ剤で手頃な商品は「カビピカ」は有名です。

再発防止:カビを発生させないための環境作り

最も重要なことがカビを再発させない環境作りです。

カビが発生する原因は「汚れ・温度・湿度」の3つであり、特に湿度は最もカビ発生に影響を与えます。

3つの原因と対策について詳細を見ていきます。

クローゼットにカビが生える3つの原因と条件

以下3つの条件を満たすとカビは100%発生します。逆に1つでも適切に対処できればカビの発生を大幅に抑えることができます。

項目 カビが繁殖しやすい状態
栄養(汚れ) 食品、皮脂、石鹸カス、髪の毛、ゴミ、ホコリ、建材
温度 20℃〜30℃
湿度 60%以上

クローゼットの場合、汚れで特に多いのが「食品・ホコリ・髪の毛・皮脂」です。

衣類に付着した皮脂や髪の毛、食品、またクローゼット内の角にある汚れがカビにとって栄養となってしまいます。

またクローゼットは閉鎖空間で、換気が不十分なため湿気がこもりやすい環境です。また衣類は大量の汗を吸い込んでいるため、クローゼット内に湿気がこもりやすい環境です。

そして最も注意すべきは湿度です。60%を超えるとカビが発生する確率がとても高まり、厚生労働省によると90%を超えると2日で目に見える程度まで繁殖するといわれております。

引用:カビ対策マニュアル 実践編−文部科学省

クローゼットにカビを生えさせない5つのカビ防止対策

それでは具体的なカビ発生の予防対策方法を5つご紹介します。

項目 対策方法5選
栄養(汚れ) 対策1:クローゼット内の衣類の汚れを落とす
対策2:クローゼットを定期的に掃除
温度 対策3:定期的な換気
湿度 対策4:クローゼット用のカビ取り剤を散布する
<対策5>
衣類を詰め過ぎない&収納を立てる

対策1:クローゼット内の衣類の汚れを落とす

クローゼットにしまう前に必ずブラシで汚れを落とす習慣を作りましょう。ブラシの毛の材質は馬毛がおすすめです。毛質がとても柔らかいため、ホコリが取れやすく生地へのダメージも少ないからです。

また雨の日に濡れた衣服にも注意しましょう。濡れた衣服をクローゼットにしまうと湿度が上昇してカビが繁殖しやすい環境になってしまうため、十分に乾かしてからしまいましょう。

対策2:クローゼットを定期的に掃除

クローゼットは日常的に目につかないため汚れが溜まりやすいです。特に衣類についた汚れが床や壁に溜まるため、月に1回でも掃除をする習慣を作りましょう。

対策3:定期的な換気

カビ対策として最も効果的な方法の1つがクローゼットを開けて空気を循環させることです。空気を循環させることで温度だけでなく湿度対策にもなり、大幅なカビの抑制に繋がります。

より空気を循環させるために八の字に動作するサーキュレーターや扇風機を併用する方法もおすすめです。週1回の頻度でも非常に効果的なのでぜひ取り組みましょう。

対策4:クローゼット用のカビ取り剤を置く

手軽かつ効果が高いのがクローゼット用のカビ取り剤です。置いておくだけで除菌効果+除湿効果も得られるためとてもコスパの良いカビ対策です。

対策5:衣類を詰め過ぎない&収納を立てる

衣類の収納ボックスにパンパンに詰めてしまいがちですが、カビにとっては高温多湿な環境になってしまうので逆効果です。

また湿気は下へ溜まりやすい性質があるため、収納ボックスに横に重ねて収納すると下の衣類に湿気が溜まりカビが発生してしまうこともあります。

収納ボックスの衣類は余裕を持たせて立てて収納するよう心がけましょう。

クローゼットのカビ対策でよくある間違ったカビ知識3選

最後に、お客様から聞いて驚いたよくあるカビ対策の間違ったカビ知識3選をご紹介します。カビ対策に良いと思って取り組んでいたことが逆に悪化させてしまっているケースがあるため、1つでも当てはまっていたらすぐにやめましょう。

カビを擦って落とす

カビを死滅させる前に擦ることは絶対にやめましょう。

カビはこすると胞子が飛んでしまい、カビが発生していない場所にまでカビを繁殖させてしまう可能性があります。まずはカビ取り剤などで十分に死滅させてからカビを拭き取りましょう。

カビは表面を擦れば除去できる

目にみえるカビはごく一部で、ほとんどのカビは素材の根本にまでへばりついています。目にみえるカビを除去しても根本のカビを除去しないと必ず再発します。

除湿剤を置きっぱなしにする

除湿剤は湿度を吸収してくれるのですが、湿度を吸収できないほど限界を迎えると逆に水が溢れてしまいクローゼット内の湿度を発生させる装置となってしまうため用量・用法は守りましょう。

まとめ

クローゼットにカビが発生したら「カビ除去の5ステップ」と「5つの防カビ対策」に取り組みましょう。

カビ除去の5つのステップ

  • 【前提条件】晴れている日に窓を全開にする
  • 事前準備:クローゼットの中身を全て取り出す
  • カビ除去①:クローゼット内の壁や床のカビ除去
  • カビ除去②:クローゼット内の衣類のカビ除去
  • 防カビ:クローゼット専用の防カビ剤を設置
  • 再発防止:カビを発生させないための環境作り

5つの防カビ対策

  • 対策1:クローゼット内の衣類の汚れを落とす
  • 対策2:クローゼットを定期的に掃除
  • 対策3:定期的な換気
  • 対策4:クローゼット用のカビ取り剤を散布する
  • 対策5:>衣類を詰め過ぎない&収納を立てる

以上がクローゼットのカビ取り方法でした。

上記を試してもカビが取り除けない場合はカビ取り専門業者の「カビドクターズ」にお任せください。特許取得済みのカビ取り剤と特許取得済みのカビ取り工程を用いた圧倒的なカビ除去ノウハウで根こそぎカビ除去をおこないます。

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