エアコンがカビ臭い?明日からできるカビ除去方法・カビ対策まとめ
最終更新日:2022年06月24日
カビドクターズ代表
牧平 幸
カビドクターズの代表・牧平 幸です。カビ取り5年の経験と、世界初の特許技術を用いて大阪・京都No.1の品質を目指して日々カビ取りと向き合っております。
エアコンはカビが発生する全ての要素を満たしている
カビが発生する要素は3つあり、「湿度・温度・栄養(汚れ)」になります。
具体的には、以下のような環境だとカビが発生しやすいとされています。
湿度 | 60%以上になると繁殖する |
温度 | 20〜30℃を好む |
栄養(汚れ) | ホコリや髪の毛を好む |
エアコンにカビが発生しやすい原因は、エアコン内の「結露」です。
エアコンで冷却やドライを使用するとエアコン内部に「結露」が溜まり、結果として湿度が高くなります。
そして、エアコンの掃除は面倒なのでホコリ(カビの栄養)が溜まりやすく、最もカビが発生しやすい場所の1つになってしまっているのです。
大切なことは、「エアコンはカビが最も発生しやすい場所の1つ」ということを理解することです。
エアコンのカビを吸い続けると健康被害に繋がる可能性がある
カビは不快なにおいを発するだけでなく、健康被害につながる恐れがあります。
具体的には以下のような症状を引き起こす可能性があります。
- アレルギー性鼻炎
- 夏型過敏性肺炎
- 気管支肺アスペルギルス症
- シックハウス症候群
近年、コロナの影響で自宅で過ごす時間が以前よりも長くなり、自宅のエアコンのカビを吸い続けて症状が現れ始めるケースは少なくありません。
カビを放置し続けることは人体への健康被害に繋がる可能性がありますので、「カビ臭いな?」と気になり出したら必ず対処しましょう。
エアコンのカビ臭さを除去する方法2選
エアコンにカビが発生する原因が「湿度」と「栄養(ホコリ)」なので、カビ臭さを取り除くためには以下の2つを実行する必要があります。
【カビ除去1】冷房16℃で2〜3時間運転
メーカーの公式サイトでも紹介され、またSNSでも噂になっているエアコンのカビ臭さを取り除く方法が「冷房16℃で2〜3時間運転」する方法です。
エアコンの設定温度を一気に16℃にすることで、エアコン内部に結露が発生し、結露と一緒にエアコン内部の汚れが落とせるといった仕組みです。
ただし、結露が発生して放置するとカビが大好きな湿度になってしまうので、冷房16℃の後には暖房30℃に設定してエアコン内部を乾燥させましょう。
【カビ除去2】エアコン本体の掃除
「カビ取り洗剤」や「エアコン洗浄スプレー」を使用して、エアコン本体を直接掃除してエアコン内部のカビ除去を行いましょう。
ホコリ1mgにカビ菌は10,000〜20,0000ほど生息するといわれているほど、ホコリはカビの宝庫です。
「カビ臭いな」と感じたら、冷房16℃と一緒にエアコン本体の掃除も行いましょう。
エアコンのカビ発生を未然に防ぐ3つの方法
エアコンにカビが発生すると、自宅でできるカビ除去方法には限界があります。
そのため、カビが発生しないようにするためのカビ対策が重要です。
そこで、自宅でできるカビ発生を未然に防ぐ3つの方法をお伝えしていきます。
【カビ防止1】冷房・除湿使用後に1時間以上の送風運転
冷房や除湿を行うと、エアコン内に結露が発生し湿度が高くなります。
高湿度は最もカビが発生する原因の1つですので、冷房・除湿使用後は必ず1時間以上の送風運転をおこないましょう。
1時間以上の送風運転を行うことでエアコン内が乾燥し、カビ発生の原因となる結露を取り除く役割を果たします。
また、冷房・除湿利用時以外も、月に2回ほどは送風運転を行いエアコン内を乾燥させることをオススメします。
【カビ防止2】月に1回のエアコン掃除
エアコン内はカビの栄養となる汚れが溜まりやすい場所です。
面倒ですが、カビ除去の方がとても大変なので、エアコン掃除を定期的に掃除する習慣を取り入れましょう。
【カビ防止3】防カビシートを使用する
除菌効果のある防カビシートも多少の効果はあります。
ただし、防カビシートはお守り程度の認識で、まずは他の2つのカビ防止対策を習慣として取り入れましょう。
エアコンのカビ取りを行う際に注意すべき3つのポイント
エアコンのカビ除去・カビ対策をおこなう際に注意すべき点がいくつかあります。
その中でも、最も注意すべき3点をご紹介していきます。
【注意1】窓を全開にする
エアコンのカビ除去に限らず、カビ取りを行う際は必ず窓を全開にしましょう。
窓を閉めたままカビ取りを行うと、カビが部屋中に散布されて部屋中にカビ菌が滞留する可能性があります。
そのため、部屋の窓を全開にしてからカビ除去・対策をおこないます。
【注意2】部屋汚れ防止のためにエアコン洗浄カバーを使用する
エアコン掃除に「カビ取り洗剤」や「エアコン洗浄スプレー」を使用すると、エアコンの汚れと一緒に流れ落ちた液が壁に飛び散り、エアコンの周辺の壁が汚れるケースが多々起こります。
壁に汚れた液が付着すると取り除くことはとても大変です。
周辺の壁が汚れないようにする対策としては、エアコン洗浄カバーがオススメです。
【注意3】電装部に水がかからないよう注意する
エアコンのエンジンである電装部に水がかかると故障する原因となります。
カビ洗剤を使用する際は、必ず電装部にはかからないよう最新の注意が必要です。
エアコンのカビ臭さが取れない場合は業者に頼むしかない
エアコンで掃除できるのはフィルターと外観のみで、内部は機械なので掃除しないよう説明書には記載されています。
上記で解説したカビ除去を行なってもカビ臭さが解消しない場合は、メーカーの専門業者またはカビ取り・除去専門業者に頼むのが賢明です。
カビは発生すると除去がとても大変なので、以下の3つのカビ対策を習慣として取り入れてカビを発生させないよう心がけましょう。
- 冷房16℃で2〜3時間運転
- 月に1回のエアコン掃除
- 防カビシートを使用する