靴箱に生えるカビの発生原因からカビ除去・対策・防止まとめ
最終更新日:2022年06月25日
カビドクターズ代表
牧平 幸
カビドクターズの代表・牧平 幸です。カビ取り5年の経験と、世界初の特許技術を用いて大阪・京都No.1の品質を目指して日々カビ取りと向き合っております。
カビが発生する3つの原因
カビが発生する原因は「湿度・温度・汚れ(栄養)」の3つで、それぞれ条件を満たすと100%カビが発生します。
「湿度・温度・汚れ(栄養)」のカビが発生しやすい条件は以下の通りです。
湿度 | 60%以上になると繁殖する |
温度 | 20〜30℃を好む |
栄養(汚れ) | ホコリや髪の毛を好む |
特に湿度と温度は重要で、厚生労働省のデータでは「温度が25℃、湿度90%以上だと、2日で目に見える程度に繁殖する」という結果が出ています。
靴箱にカビが発生しやすい条件が整っている
靴箱にカビが発生しやすい原因は、靴箱がカビの3大原因の条件を満たしてしまうためです。
湿度 | 雨などで水分を含んだ状態で靴が収納される |
温度 | 靴箱は風通しが悪いので温度が高くなりやすい |
栄養(汚れ) | 足の汗や歩いてゴミが靴に付着する |
靴箱は空気の流れが悪いため高温になり、濡れた靴によって湿度が高くなり、汚れが溜まりやすいことから、カビが発生しやすい構造になってしまっているのです。
靴箱に発生しやすいカビは「白カビ」
靴箱に発生するカビは主に「白カビ」と「黒カビ」になります。
そして、最も発生しやすい「白カビ」は、カビの中でも比較的自力で除去しやすいカビです。
白カビは表面にのみ発生するカビなので、正しい手順でカビ除去を行えば十分に取り除くことができます。
ただし、靴箱に発生したカビが「黒カビ」の場合は、自力で除去することを諦めて、業者に依頼することをオススメします。
靴箱の白カビを落とす方法
それでは靴箱の白カビを落とす方法を順を追って説明していきます。
正しい手順で行えばカビ除去は可能ですので、注意点含めしっかりと理解してカビ除去を行いましょう。
STEP1:靴を全て出して天日干し
まずは靴箱の中身を全てだし、靴の湿気を取り除くために天日干しを行いましょう。
[余談] 靴の白カビ除去の方法
靴に付着する白カビは、布にアルコール洗剤を付け、表面を丁寧に拭き取って乾燥させれば問題ないです。
ただし、その際に靴が脱色しないか注意が必要です。
STEP2:靴箱を全開にしてアルコール洗浄を吹きかける
白カビ除去の際に注意すべき点は、白カビを死滅させてから除去を行う、ということです。
白カビが死滅していない状態で布で擦ると、逆に白カビを拡散させてしまう恐れがあります。
そのため、まずは靴箱全体にアルコール洗剤をつけて白カビを死滅させましょう。
STEP3:靴箱を全開にしてアルコール洗浄を吹きかける
アルコール洗剤をつけた後は、擦らずに1時間ほど放置して乾燥させます。
乾燥後、目に見えて変化がない場合はアルコール洗剤&乾燥を何度か繰り返しましょう。
3回ほど行えば、ほとんどの白カビは死滅します。
STEP4:布をアルコール洗剤で濡らして表面をきれいにする
白カビが死滅したら、表面全体の付着している汚れを落としましょう。
アルコール洗剤は、布全体が湿る程度の少量がよいです。
STEP5:乾拭き&乾燥
最後は靴箱全体を乾燥させる作業です。
水拭きした場所を乾拭きし、靴箱全体を乾燥させましょう。
乾燥させる際、扇風機などがあると効率的に靴箱を乾燥できます。
靴箱のカビ防止対策まとめ
靴箱のカビ除去方法について学んだ後は、カビを発生させないたのカビ防止についてお伝えします。
すぐに取り入れられる習慣なので、ぜひ参考にしてください。
靴は乾燥させてから収納する
湿気は天敵ですので、収納する靴を乾燥させてからしまう習慣を取り入れましょう。
特に汗がついている靴、雨の日の靴は必ず乾燥させましょう。
靴箱は全開にして扇風機などで空気を循環させる
空気が循環しずらい靴箱は、温度・湿度ともに高くなりやすいです。
窓を全開にする、また月に1回は扇風機を使って靴箱に空気を送るようにしましょう。
防カビグッズも効果的
防カビグッズには「除菌」と「除湿」の役割があるため置いておくのもオススメです。
注意点として防カビグッズは定期的に入れ替えましょう。
靴箱にカビは発生しやすいので注意する
大切なことは、靴箱はカビが発生しやすいという事実を認識して、日頃の習慣にカビ防止対策を取り入れることです。
難しいことはなく、以下の3つだけでも取り入れると効果的です。
- 靴は乾燥させてから収納する
- 靴箱は全開にして扇風機などで空気を循環させる
- 防カビグッズを使用する
以上、靴箱のカビ防止についてでした。