お風呂のカビ取り方法まとめ!黒い斑点からピンクのぬめりまで徹底除去
最終更新日:2024年11月14日
カビドクターズ代表
牧平 幸
カビドクターズの代表・牧平 幸です。カビ取り5年の経験と、世界初の特許技術を用いて大阪・京都No.1の品質を目指して日々カビ取りと向き合っております。
「ピンク汚れ」の正体
ピンク汚れの正体は、カビ菌ではなく『赤色酵母』と呼ばれる酵母菌の一種です。
『赤色酵母』自体に人体への影響はないのですが、赤色酵母の繁殖条件とカビ菌の繁殖条件は非常に似てるため、ピンク汚れはカビが発生する前兆と言われています。
そのため、ピンク汚れが発生したらカビが発生する可能性が非常に高いため、対策する必要がある、と覚えておきましょう。
それでは、早速具体的にピンク汚れと黒カビの除去方法について解説していきます。
ピンク汚れの除去方法
ピンク汚れは、除菌効果のあるバスクリーナーを使用して、素材が傷付かずかつ強く擦れるブラシがあれば十分落とすことができます。
バスクリーナーの種類は、日常的に使用しているもので十分ですが、なければ『ルックプラス バスタブクレンジング銀イオンプラス』をオススメします。
本体のパッケージにも「ピンク汚れ予防」と記載があるため、他のバスクリーナーよりもピンク汚れへの効果が期待できます。
▼ 用意するもの
ピンク汚れの箇所全体にバスクリーナーを吹きかけ、ブラシでゴシゴシ汚れを落としましょう。
基本的にはゴシゴシ落とすだけで取れますが、どうしてもブラシの強度が弱い場合は『ゴムポン バスブラシ』などの、ブラシの先がゴム性で強く擦れるものを選んで試してください。
黒カビの除去方法
次に問題のお風呂場の黒カビの落とし方について解説していきます。
素材別の黒カビの落とし方を解説していきますが、その前に黒カビを落とす前に取り組んでいただきたいバスクリーナーでの掃除について解説します。
バスクリーナーで掃除
カビ取り液剤でカビ取りを行う前に、バスクリーナーでお風呂場全体の掃除をしましょう。バスクリーナーは日常使いしているもので問題ありません。
カビ取り前にバス用洗剤でお風呂場の表面の汚れをとることで、カビ取り液剤がカビにダイレクトに届き、カビ取り効果が高まります。
特に汚れがひどい場合は必ずバスクリーナーで掃除をしましょう。
バスクリーナーで掃除した場所は、最後に水で洗い流しますが、洗い流した後の水は必ずタオルで拭き取りましょう。
拭き残しの水によって、カビ取り液剤のカビ取り成分である『次亜塩素酸ナトリウム』が薄まってしまい、カビ取り効果が軽減してしまうため、水気は必ず拭き取りましょう。
表面の黒カビの除去方法
お風呂場の床や壁に発生する表面の黒カビは、キッチンハイターで簡単に落とすことができます。
▼ 用意するもの
- キッチン泡ハイター(塩素系洗剤)
- バスボンくん 抗菌 ホワイト(ブラシ)
- マイクロファイバータオル(タオル)
まずはキッチン泡ハイターをカビ発生箇所に吹きかけます。
吹きかけた後、塩素系洗剤が垂れ落ちないようにブラシで擦り付けます。
塩素系洗剤は、カビに接する時間が長ければ長いほど効果を発揮します。ブラシで擦りつけることで、液剤がカビに長時間接着するため、カビが落ちやすくなります。
1時間ほど放置したら、シャワーで洗い流しましょう。
最後に、水気を残すとカビの発生原因となるため、タオルで水気を拭き取りましょう。
根深い黒カビの除去方法
▼ 用意するもの
- キッチンハイター
- 片栗粉
- サランラップ
- マイクロファイバータオル
コーキング、シリコン、ゴムパッキンなど、素材の内部にまで黒カビが発生してしまっている場合は、ブラシで擦って放置しても黒カビは落ちません。
そこで、より塩素系洗剤とカビの接地面積と時間を長くするために、片栗粉とサランラップを使用します。
STEP①キッチンハイター×片栗粉のオリジナルカビ取り液剤の作成
まず、キッチンハイター40mlに対して、片栗粉小さじ1杯を混ぜます。ジェル状になったら完成です。
STEP②オリジナリジェルをカビに塗りサランラップで覆う
STEP①で作成したオリジナルカビ取りジェルを、カビが発生している箇所に十分に塗りましょう。
その上からサランラップを被せることで、カビにジェルを長時間接着させます。
この状態で、カビの落ち具合に応じて3時間から最長1日程度放置します。
1回の放置で落ちない場合は、2回ほど試しましょう。
ポイントは、長時間、カビにジェルを付着させることなので、ジェルが垂れ落ちてしまう場合は配分を変えるなど試しましょう。
これだけ対策しても落ちない場合は、カビ取りの専門業者に依頼するしかありません。
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ピンク汚れ・黒カビの発生防止するお風呂場掃除術
最後に、ピンク汚れ・黒カビを発生させないためのお風呂場の掃除方法について紹介します。
使用するものは、『キッチン泡ハイター』と『バスボンくん 抗菌 ホワイト』のみで、月に1回で十分ピンク汚れと黒カビ予防に効果的です。
手順は
- 水で洗い流す
- 『キッチン泡ハイター』を吹きかける
- 『バスボンくん 抗菌 ホワイト』で擦る
- 水で洗い流す
を繰り返し行うだけです。10分程度でお風呂場のピンク汚れ・黒カビ対策ができます。
最後に、水気を残すとカビの発生原因となるため、使い捨てタオルなどで水気を拭き取り完成です。
注意点
お風呂場の素材によっては、キッチンハイターと片栗粉を混ぜたジェルを長時間置くことで、素材が痛む可能性があります。
また、ジェルが垂れて、他の素材に付着し、付着箇所が傷んでしまうこともあります。
キッチンハイターは強力な反面、使い方によっては素材や健康被害につながる可能性もあるため、素材や容量用法を十分に確認して使用しましょう。
よくある質問
Q1. お風呂のゴムパッキンの黒カビが落ちません。どうしたら良いでしょうか?
A1. キッチンハイター40mlに対して片栗粉小さじ1杯を混ぜ、ゴムパッキンに塗りサランラップにかけて3時間ほど放置をしてください。それでも落ちない場合は、1日放置してみましょう。
この作業を1回あるいは2回行うと、ほとんどのカビは落ちます。
Q2. 黒カビがカビキラーで落ちないのはなんで?
A2. カビキラーのカビ取り液剤成分(次亜塩素酸ナトリウム)の濃度が低いためです。業者を使用せずに自分でカビ取りを行いたい方は、キッチンハイターを使用してみることをオススメします。キッチンハイターはカビキラーの12倍の濃度のため、非常に強力です。