カビ取り業者の費用相場 | 依頼すべきケースと自力でカビ取りを行う方法

牧平 幸
執筆者

カビドクターズ代表

牧平 幸

カビドクターズの代表・牧平 幸です。カビ取り5年の経験と、世界初の特許技術を用いて大阪・京都No.1の品質を目指して日々カビ取りと向き合っております。

カビ取り業者の費用相場

カビ取り業者の費用相場は、1㎡あたり約2,000円〜3,000円が相場です。施工箇所の広さと比例して使用する液剤量・施工する人件費が高くなります。

実際の見積書で最も多い金額帯は、8万円〜15万円程度です。

カビ取り費用の内訳

カビ取り費用の内訳は以下の5つに分類されます。

内訳 詳細
カビ取り液剤 カビ取りを行う際に使用するカビ取り液剤の費用です。
「1㎡あたり2,000円」の基本カビ取り料金に含まれています。
防カビ液剤 カビ取り施工後の、カビを再発させないための防カビに使用する液剤の金額です。
「1㎡あたり2,000円」の基本カビ取り料金に含まれています。
人件費 カビ取り、防カビなど、カビ取り施工の人件費となります。
「1㎡あたり2,000円」の基本カビ取り料金に含まれています。
その他 液剤準備、車両費(ガソリン、高速代、駐車場代)、養生などのカビ取り・除去を実施する上で必須の道具の手配・運搬にかかる費用です。
オプション 壁・天井・床以外のエアコンなどのカビ取りはオプション料金となります。

カビ取り液剤は様々な種類があり、高品質な液剤と安価な液剤では2倍近くの価格差があります。

実際に使用したカビ取りの見積書

実際に使用した、カビ取りの見積書を2つ紹介します。

和室+エアコン掃除の見積書

カビ取りの見積書①

和室のカビ取りと、カビの発生源となっているエアコンのカビ取りの見積書です。エアコンなどは別途オプションとして費用が発生します。

家全体のカビ取りの見積書

家全体にカビが発生してしまった場合のカビ取り見積書です。施工範囲が広いため、見積書が高額になっております。

相見積もりで極端に金額差がある場合に確認すべき項目

相見積もりをした際に、カビ取りの施工単価が2,000円〜3,000円から大きな差がある場合は、必ず下記2つの項目を確認してください。

特に、極端に単価が低いカビ取り業者は注意が必要です。

項目①カビ取り液剤の品質

カビ取りに使用する液剤の種類を確認しましょう。特に特殊加工された液剤、高濃度液剤や、安価なカビ取り液剤と比較して2倍近く原価が変わります。

カビドクターズでは、世界初のカビ取り液剤を使用し”最高品質のカビ取り液剤”にこだわっているため原価が高額になってしまう一方、カビ取り業者の中には市販でも購入できる洗浄力が弱いカビ取り液剤を使用している業者も存在します。

一概に「カビ取り液剤」といっても玉石混交の液剤があるため、金額に大きな差があり、明らかに相場と金額の開きがある場合は、液剤の名称だけでも確認しておきましょう。

項目②防カビ処理の有無

見積書に防カビ処理の費用が含まれているか確認しましょう。

カビ取り専門業者で防カビ処理をしていない業者はあまり見かけないですが、個人で活動する格安ハウスクリーニング系の業者は防カビを行っていないことがあります。

防カビを行わないことが一概に悪いわけではないですが、1㎡の価格が相場と開きがある場合は、防カビが含まれていない可能性があるため、必ず確認しましょう。

カビ取り業者に依頼すべきケース

市販でも多くのカビ取り液剤が販売されているため、カビ取り業者に依頼せずに自分でカビ取りを行う方も少なくありません。

しかし、それでも「絶対にカビ取り業者に依頼すべきケース」を、年間100件以上の現場経験をこなすカビ取り職人が3つ紹介します。

ケース①広範囲の黒カビ

頑固な黒カビが1㎡以上の広範囲に渡って発生してしまったい場合は業者に依頼することをおすすめします。

黒カビはカビの中でも最も頑固なカビで、表面のカビが落ちづらいこと以上に、発生した素材の根本に深くカビがこびりついているケースが多いです。

表面の黒カビをなんとか除去できたとしても、根本に発生しているカビは市販のカビ取り液剤で取れることはほとんどありません。

まず自分でカビ取りを行ってみても良いですが、経験上は95%以上は再発してしまう方が多いので、健康被害に発展しないためにも広範囲の黒カビは業者に依頼することをおすすめします。

ケース②天井の黒カビ

天井の黒カビは、カビ取りが非常に難しいです。また、天井のカビはカビ胞子を部屋全体に撒き散らし、カビアレルギーなどの健康被害に発展する可能性が非常に高いです。

特に、寝室の天井に黒カビが発生した場合は、すぐにカビ取り業者に依頼することをおすすめします。

寝室はカビが家の中で最もカビが発生しやすい場所であり、かつ1日の1/3も生活する空間なので、健康被害を受けやすいです。

自分で天井のカビ取りを行いたい場合、「【動画付き】寝室の天井のカビ取り方法と液剤の選び方・業者まとめ」の手順でチャレンジしてみてください。

ケース③自力でカビ取りしても再発するカビ

白カビや青カビなどの比較的弱いカビでも、自身でカビ取りを何度行っても再発してしまう場合は、カビ取り専門業者に依頼することをおすすめします。

カビが再発してしまう理由は、カビが素材の根本に発生しているケース、あるいは部屋内がカビの発生条件を満たしており何度もカビが発生しているケースのいずれかです。

上記のケースでは、表面のカビを除去しても、何度でもカビが発生してしまいます。

自身でカビ取りをしてもカビが再発する場合は業者に依頼し、カビを根絶するためにも専門業者に依頼しましょう。

カビ取りはハウスクリーニング業者でも良いの?

黒カビなどの頑固なカビが発生している場合は、ハウスクリーニング業者はおすすめできません。

ハウスクリーニング業者でも、見た目は綺麗にすることが可能です。ただし、カビ取りで重要な「根本のカビの除去」と「再発防止のための環境作り」について知見がない可能性が高く、せっかく除去したカビが再発してしまう可能性が非常に高いです。

また、カビ取り液剤の品質も、専門業者が使用する液剤と比較すると劣っている可能性が高いです。

黒カビなどの頑固なカビ取りの場合は、カビを再発させないためにも、ハウスクリーニング業者ではなくカビ取り専門業者に依頼することをおすすめします。

カビ取り業者の選び方

カビ取り業者を選ぶ際、3つの観点で選ぶことが重要です。

選び方①担当者のカビに対する知見

担当者のカビ取り施工技術によってカビ取りは大きく差が出ます。

カビ取り時の表面的な綺麗さよりも、素材・健康を考慮した適切なカビ取り、また数ヶ月後のカビ再発率が、担当者ごとに大きく差が出ます。

特に年間1000件以上のカビ取りをしている場合、担当者によって大きなバラツキがあるため、企業単位ではなく、担当者単位でカビに対しての知見や、カビ取り技術があるかを確認しましょう。

選び方②カビ取り工程

実は、カビ取りは液剤の使用方法、施工する手順や流れによって、カビ取り液剤の効果効能が大幅に変わります。

カビドクターズでは、カビ取り液剤(カビ分解剤)を使用する前に、カビを弱体化させるための特殊浸透剤を導入する特許を取得したカビ取り手法を用いてカビ取りをしております。

このように、カビ取り工程に対しても適切な方法で取り組んでいるかは確認しておきましょう。

選び方③使用するカビ取り・防カビ液剤の品質

最後に、カビ取りにおいて最も重要な要素の1つである液剤についてもお伝えします。

前提として、実際問題はカビ取り液剤は本当に多種多様で、一般の方が良し悪しを判別することは非常に難しいです。

そのため、「液剤の商品名を教えてください」ということだけは聞いておいた方が良いかもしれません。

蓋を開けてみたら、中身が市販のものより少しだけ濃度が高い液剤で、根本に発生するカビの除去には不向きな液剤の可能性もあります。

判断することは難しいですが、牽制の意味でも液剤の名称は確認しておきましょう。

カビ取り業者おすすめ一覧

それでは最後に、おすすめのカビ取り業社3社をご紹介します。

カビドクターズ

カビドクターズ

カビドクターズでは、世界初のカビ取り・除去液剤、カビ除去技術を駆使してカビの根絶に取り組んでいます。

医療施設・商業施設・食品工場まで幅広くカビ取り実績があり、法人のみならず個人宅まで「最高品質のカビ取りを、適正な価格」で提供している点が、カビドクターズの圧倒的な強みです。

サービス名 カビドクターズ(株式会社K928)
住所 〒533-0033
大阪府大阪市東淀川区東中島3丁目1−12 田村ビル 2A
施工実績 医療法人有恵会 香里ヶ丘有恵会病院、ATCホール
対応エリア 近畿地方、関東地方、中部地方
強み 世界初のカビ除去技術、カビ除去液剤を用いたカビ取りを提供。さらに世界21ヶ国で通用する菌分解「ナノゾーンコート」を用いた施工もおこなう。
HP https://kabidoctors.com/

カビ取り屋.com

カビ取り屋.com

大規模施設のカビ取りが得意なカビ取り専門業者です。特に温浴施設に強みをもち、「温泉汚れ落とし屋.com」というサービスも運営しております。

価格についての言及が一切ないため、お問い合わせしてから出ないと金額はわかりません。

サービス名 カビ取り屋.com(株式会社オーシャンズ)
住所 〒105-0014
東京都港区芝3丁目16−12 サンライズ三田ビル 6階
施工実績 江戸川区陸上競技場、防衛大学校
対応エリア 不明
強み 現場専用調合処理MAD工法を用いたカビ取りを提供。
HP https://kabitoriya.com/

ハーツクリーン

歴史があるカビ取り業者のハーツクリーンは、特徴として日本で唯一のガス滅菌庫を導入しているため、衣類やバックなどの小物のカビ取りに強みを持っています。部屋全体のカビ除去の際に、部屋にある小物も一緒にまとめてカビ取りができるのは非常に助かります。

業界歴も長く、またメディア露出も多いため、安心して任せられるカビ取り業者の1つです。

サービス名 ハーツクリーン(ハーツリッチ株式会社)
住所 〒251-0052
神奈川県藤沢市藤沢86番地 藤沢法人会館ビル5階
施工実績 一橋大学、竹中工務店株式会社
対応エリア 近畿地方、関東地方、中部地方
強み 日本で唯一ガス滅菌庫を導入し、これまで諦めていた衣類やバッグ、小物や書籍などもカビ取りが可能です。
HP https://haezclean.com/

自分でカビ取りを行う手順

最後に自分でカビ取りする方法をご紹介します。

施工場所やカビ発生場所の素材、カビの種類によってカビ取り方法が異なるので、ここでは大まかなカビの発生原因、カビ取り液剤の選定方法、カビ取りの流れについて解説していきます。

カビが発生する原因

カビの4大原因

カビが発生する原因は「湿度・温度・汚れ・酸素」の4つの条件が合致すると発生します。

4つの条件の中で特に「湿度・温度」がカビの発生に大きく影響し、湿度が60%以上、温度が25℃〜30℃になるとカビが発生するリスクが非常に高まります。

逆に、カビを発生させないためには、湿度を50%以下、温度を15℃〜20℃にするとカビが発生するリスクが極端に抑えられます。

カビ取り液剤の選定方法

カビ取り液剤は大きく5種類に分類されます。

洗浄力があり、身体・素材への影響も安全に使用できる液剤は「アルカリ性洗剤(酸素系洗剤)」です。

洗浄力 身体
への影響
素材
への影響
重曹・クエン酸 弱い 安全 安全
中性洗剤 普通 問題なし 問題なし
アルカリ性洗剤
(酸素系洗剤)
少し強い 基本的に
問題なし
基本的に
問題なし
塩素系洗剤 強い 注意 注意
【業者用】
高濃度洗剤
超強い 要注意 要注意

市販で売られているカビ取り液剤である「カビキラー」は塩素系洗剤で、一般の方が使用するには非常に強力は液剤です。

カビ発生箇所の素材によっては傷んでしまうリスクもあるため、使用する際は十分確認して行いましょう。

カビ取りの流れ

カビ取りは大きく3つのステップを行います。

  1. 表面のカビ取り
  2. 根本のカビ取り:浸透させて放置
  3. 環境対策:「湿度・温度」の最適化

市販のカビ取り液剤では洗浄力が弱いため、根元までカビ取り液剤が届かない可能性があります。

何度カビ取りをしてもカビが除去できない場合は、カビ取り専門業者に依頼しましょう。

カビ取り時の注意点

カビ取りで最も注意すべき点が、カビ胞子が散布しないようにカビ取りを行う点です。

カビ取りを行う際に、払うようにカビ取りを行うと、カビ胞子が周りにも散布して、カビの発生箇所を広げてしまうことがあります。

最も確実にカビ胞子を散布させない方法は、窓を開けて部屋全体の風通りをよくし、周辺を養生で覆ってカビ取りを行う方法ですが、非常に手間がかかります。

簡単にできる方法としては、押し付けるようにカビ取りを行い、できるだけカビ胞子が散布しないよう気をつけながら行う方法です。

いずれにしても、カビ胞子は散布してしまう可能性が高いため、カビ取り後の部屋の湿度・温度管理を徹底して、カビを抑制させるよう環境を整えましょう。

まとめ

  • カビ取り業者のカビ取り費用の相場は「1㎡2,000円〜3,000円」です。
  • 相見積もりする際は「防カビの有無・使用する液剤・施工担当者のカビ取り歴」を確認しましょう。
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