マットレスにカビが発生!どうして生えたの?カビの落とし方と予防方法を専門家が解説

牧平 幸
執筆者

カビドクターズ代表

牧平 幸

カビドクターズの代表・牧平 幸です。カビ取り5年の経験と、世界初の特許技術を用いて大阪・京都No.1の品質を目指して日々カビ取りと向き合っております。

この記事では

  • マットレスにどうしてカビが生えたのか
  • マットレスにカビが生えた時の対処方法
  • マットレスのカビ再発を防ぐためのポイント

など、寝具類を清潔に保つためのコツについて紹介します。

マットレスにカビが生えた時の対処方法

マットレスのカバーを外してよく見てみると、カビが生えていたらとてもショックですよね。寝具のカビは長時間触れるため、シックハウス症候群やカビによるアレルギーなど健康被害の原因となるため、すぐに対処しましょう。

しかし、何から手を付けたらよいか分からないという方も多いかと思います。そこで、マットレスにカビが生えた時にどうするべきか、順番に解説していきます。

マットレスのカビを発見したときに、おうちですぐにできるカビ取り手順は次の3つです。

  1. マットレスカバーを取り外し50℃のお湯につける
  2. マットレスに布専用のカビ取り剤か消毒用アルコールを吹きかける
  3. マットレスを日光消毒する

それでは、1つずつみていきましょう。

1.マットレスカバーを取り外し50℃のお湯につける

マットレスにカバーがかかっている場合や、カバーにカビが発生している際には、取り外して、洗濯をします。

できれば50℃程度のお湯に30分程度つけて、高温殺菌するとカバーに生えたカビを殺菌することができます。雑菌の殺菌・消臭効果もあるので、日ごろの洗濯方法としてもおすすめです。

浴槽を利用すると複数枚可能

カバーが何枚もある場合には、湯船にお湯を入れて30分ほど置いた後に洗濯をすると良いでしょう。

また、カビの色素が沈着している場合には、酸素系漂白剤を加えて漂白します。液体タイプ、顆粒タイプどちらでも使いやすい方で構いません。

顆粒タイプの素系漂白剤を使う場合

顆粒タイプの酸素系漂白剤を使う際には、お湯で溶かして使います。大きめのバケツや洗面台にカバーと50℃のお湯を入れて、お湯4リットルに対してキャップ1~2杯ほどの酸素系漂白剤を入れて溶かします。

(※詳しい希釈濃度は、漂白剤のラベルを参照にしてください)

30分ほどつけ置きし、洗濯機で通常通り洗濯をし、干してよく乾燥させます。

日ごろのお洗濯の際も、寝具カバーやシーツもこの50℃お湯洗い法で洗濯するとカビやニオイを除去することができます。

注意点

50℃の高温ですので火傷に注意しましょう。また、カバーがお湯洗い可能か洗濯表示を確認してから行いましょう。

2.マットレスに布専用のカビ取り剤か消毒用アルコールを吹きかける

マットレス本体のカビは、消毒用アルコールもまたは布用のカビ取り剤を吹きかけて、除去します。

  • 消毒用アルコールまたは布用カビ取り剤
  • 布巾
  • 扇風機

<STEP1>液剤をマットレスに吹きかける

マットレスを立てかけ、消毒用アルコールをマットレスのカビ部分中心にまんぺんなく吹きかける

<STEP2>時間を置く

10分ほど時間を置き、液剤を浸透させる

<STEP3>乾燥させる

扇風機の風を当ててしっかりと乾燥させる(ドライヤーでもOK)

風を当ててアルコールを揮発させたら、水洗いなど不要でそのまま使用できます。

3.日光消毒する

紫外線の殺菌効果を活用して、寝具のカビを殺菌します。

また、寝ている間、マットレスに蓄積した汗を乾燥させることでカビの再発予防にもなります。マットレスが重くて外に干すのが難しい場合は、布団乾燥機を使って乾燥させるのも1つの方法です。

黒い袋やカバーを被せて干す方法もあります。黒は紫外線を吸収しやすいため、より高温で殺菌することができます。

この他の対策方法

マットレスが大きすぎて外で干せないということもあるかもしれません。この場合は、ふとん乾燥機を使って、マットレスを乾燥・高温殺菌するという方法もあります。この場合、ふとん乾燥機は、袋タイプですと袋の中にマットレスが入りきれないかと思いますので、ホースタイプのものを使用し、場所を移動させながら乾燥させると良いでしょう。

その後、レイコップのような寝具用の掃除機を使って、表面のホコリやダニの死骸、カビ胞子などを吸い込みます。お外に干せない場合はこのような方法で対策してください。

寝具用のカビ取り剤を使う方法

消毒用アルコールを使う以外にも、布団に使用できるカビ取り剤を使って除カビする方法もあります。大まかな使用方法は、カビの生えている箇所に吹きかけて、液剤をしばらく浸透させ、水分をふき取り乾燥させるといった流れです。

市販のものですと、例えば

  • カビホワイト
  • カビ取り剤ソフト

などがあります。

(詳しくは各商品の、裏面ラベルや公式サイトなどを参照にしてみてください)

マットレスにカビが生えて、自分で除カビしても再発を繰り返す場合

室内の環境(湿気が多い、日当たりが悪いなど)とマットレスの相性によっては、何度カビ取りをしても再発することがあります。

カビの生えたマットレスをそのまま使い続けると、カビによるシックハウス症候群を引き起こすきっかけともなりかねません。

カビがあまりに広がった場合は、処分し買い替えることをおすすめします。

(参考:厚生労働省「シックハウス症候群」)

また、マットレスだけでなく床や壁にまでカビ被害が及んでいる場合には、早めにカビ取り業者へご相談ください。

マットレスにカビが生える原因

マットレスにカビが生える原因として、いくつかのことが考えられます。

  1. 汗や水分の蓄積
  2. 床に直接置いている
  3. 加湿器の使い過ぎ
  4. 壁や窓の結露
  5. 寝室の通気性が悪い

カビは水分、酸素、気温、栄養源の条件が揃うことで発生しますが、具体的にどのようなパターンでカビの原因となるのか、解説していきます。

1.汗の蓄積

私たちは寝ている間にコップ一杯分の汗をかくと言われています。寝具はその汗を吸収するため、風通しとそのままカビの原因になることがあります。

また、お風呂上りに髪を良く乾かさずに寝ているなど、水分の蓄積によってもカビが発生することがあります。

この他、子供のおねしょをしっかり乾かさずに放置していると、これもカビの原因となります。

2.床に直接置いている

すのこや、ベッドフレームを使用せずに、床に直接マットレスを置いているという場合、寝ている間に蓄積した水分が逃げる場所が無く、そのまま重力と共に床に溜まっていきます。

そうすることで、マットレスにカビが生えるばかりか、フローリングにまでカビが発生してしまうこともあります。

3.加湿器の使い過ぎ

乾燥している室内の湿度管理として加湿器は便利な家電ですが、使い過ぎたり寝具に向けて使用したりしていると、カビの原因となるため注意が必要です。

また、加湿器の中もこまめに掃除をしないと、内部にカビが発生し、カビをまき散らす恐れがあります。

4.壁や窓の結露

冬場になると、室内に結露が発生しやすくなります。この結露がマットレスにポタポタと落ちて溜まっていくと、カビの原因となることがあります。

5.寝室の通気性が悪い

寝室に、寝具だけでなく収納ケースや衣類、デスクなどギュウギュウに家具や床に本や衣類など沢山のモノを置いているというおうちも少なくないかも知れません。しかし、物が増えるとそれだけ、部屋全体の通気性が悪くなり、湿気も逃げにくくなります。

また、物と物の間にホコリが蓄積し、カビの好む環境になります。

この他、室内干しによる寝室の湿度上昇や、床や天井の漏水もマットレスのカビの原因となることがあります。

マットレスのカビ再発を防ぐお手入れ方法

マットレスは、お手入れをきちんとすることでカビを防ぎ清潔に使う事が出来ます。重さがあるので、毎日行うのは難しいかもしれませんが週に1回など、できる範囲でお手入れを頑張って、カビの再発を防ぎましょう。

  • マットレスは定期的に立て掛けて乾燥させる(またはふとん乾燥機を活用)
  • シーツやカバーをこまめに洗濯する(目安は週一)
  • お掃除の際に消毒用アルコールで定期的に除菌する
  • 寝室はこまめに換気し、ホコリを除去する
  • 窓が壁の結露を拭きあげる
  • サーキュレーターを使って室内の通気性を良くする

マットレスのカビを防ぐためのポイントをまとめると

「除湿」「清潔」「通風」です。

このポイントはおうち全体のカビ予防にも言えることですので日々のお掃除、お手入れのポイントとしてお役立てください。

まとめ

  • マットレスにカビが生えたら①カバーを酸素系漂白剤とお湯で殺菌する②マットレスに消毒用アルコールや寝具用カビ取り剤を吹きかけて除カビする③お日様や乾燥機で高温殺菌し掃除機で微細なホコリやカビを吸引する
  • マットレスのカビの原因は寝汗や皮脂、室内の湿気など
  • マットレスのカビは健康被害の原因となるため、早めに対策する必要がある
  • マットレスのカビがあまりにひどい場合は、買い替えも検討する
  • 寝具そのものだけでなく、室内にもカビが広がった場合はカビ取り業者に依頼する

寝室の床や壁にまでカビが広がってしまったら...

最後に「マットレスのカビを発見したのだけど、壁や床にもカビが広がって、自分で除去するのは難しい。市販のカビ取り剤で頑張ったが再発してしまった」

という場合には、カビが繁殖し被害が大きくなる前に、一度カビ取り業者へ依頼されることをおすすめします。

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