カビ取り剤の選び方・使い方をカビ取り職人社長が徹底解説【おすすめ7選】

牧平 幸
執筆者

カビドクターズ代表

牧平 幸

カビドクターズの代表・牧平 幸です。カビ取り5年の経験と、世界初の特許技術を用いて大阪・京都No.1の品質を目指して日々カビ取りと向き合っております。

カビを手軽に取り除けるお掃除アイテムのカビ取り剤。業者に依頼すると10万円近い費用がかかってしまうところ、たった数千円で解決できる便利な商品なので多くのご自宅で重宝されています。

ただし、カビ取り剤は数百種類以上もあり、何を選べば良いか迷ってしまう方がほとんどだと思います。

今回はそんなカビ取り液剤選びに迷っている方に、5つのカビ取り液剤の種類と、目的別の活用方法について解説していきます。

カビ取り剤は「液剤タイプ」と「成分タイプ」で分類

市販・業務用を含めると、カビ取り剤の種類は実に数百種類以上。しかし、これらは大きく「液剤タイプ」と「成分タイプ」の2つで分類することができます。

この2軸で理解することで、「どんなシーンに、どんなカビ取り剤が適しているのか」が明確になります。

まず、一般のユーザーがパッケージなどでよく目にするのは「液剤タイプ」による分類です。泡タイプ・液タイプ・ジェルタイプといった形状の違いがあり、用途や扱いやすさに直結します。

一方、実際の洗浄力や安全性に関わるのは「成分タイプ」です。成分によってカビへの効果や人体・素材への影響が大きく変わるため、こちらの理解も非常に重要です。

それぞれのタイプについて詳しく解説します。

液剤タイプ別・カビ取り剤の種類

液剤タイプ別・カビ取り剤

液剤タイプは大きく分けて「泡タイプ」「液タイプ」「ジェルタイプ」の3種類です。

泡タイプは「カビキラー」など市販製品でも最もよく見られるタイプで、手軽に使えるのが最大のメリット。一方で、液タイプは素材の奥まで染み込むため、木材やクロスなどカビが内部にまで広がっている場合に効果的です。ジェルタイプは密着力が高く、天井や壁のパッキンのように液垂れしやすい箇所におすすめです。

成分タイプ別・カビ取り剤の種類

成分タイプ別・カビ取り剤

成分タイプでは主に5つに分類され、それぞれ、洗浄力や安全性、使える素材などが大きく異なります。

特に強力な塩素系・業者用の高濃度洗剤は、素材を傷めたり、強烈な臭いが発生することもあるため、取り扱いには十分注意が必要です。初手は中性洗剤、アルカリ性洗剤などを使用し、効果がなければ少しずつ洗浄力の高い成分タイプを選びましょう。

カビ取り液剤は開封してから半年経過すると効力が激減

市販のカビ取り剤の多くは「次亜塩素酸ナトリウム」を主成分としています。これは非常に強力な漂白・除菌作用を持ち、特に黒カビへの効果が高いことで知られています。

しかしながら、この成分は「空気(酸素)」や「光」に非常に弱く、酸化・分解しやすい性質を持っています。開封後は徐々に「有効塩素濃度」が下がり、半年ほどで目に見えて効果が弱まってしまいます。

【開封後の注意点】

  • 保管場所は直射日光を避け、冷暗所に保存
  • 蓋はしっかり閉めて、密封状態を保つ
  • 開封日をメモしておくと安心

効果が弱まったカビ取り剤を使っても、カビの根まで殺菌できず、表面だけが白くなる「見かけ倒し」になることも。可能であれば開封から3か月以内に使い切るのが理想です。

おすすめのカビ取り液剤7選

おすすめ①モールドブレイカー

モールドブレイカー

成分タイプ 次亜塩素酸ナトリウム
成分濃度 4%
液剤タイプ 泡タイプ
メーカー K928株式会社
商品URL https://item.rakuten.co.jp/k928/kabidocterbreaker1/

弊社の代表が満を持して開発したカビ取り液剤で、「多くの方に効果のある使い勝手の良いカビ取り液剤を」というテーマのカビ取り剤です。

特徴としては泡タイプなので使い勝手が良いこと、さらに塩素系洗剤と効果効能は強力なのですが、身体と素材への安全性を配慮した調合のため、最初に持っておきたい一本として開発されています。

おすすめ②キッチンハイター

キッチンハイター

成分タイプ 次亜塩素酸ナトリウム
成分濃度 6%
液剤タイプ 液タイプ
メーカー 花王株式会社
商品URL https://www.kao-kirei.com/ja/item/khg/haiter/4901301017598/?tw=khg

キッチンハイターは、台所用漂白剤ながらカビ取り剤以上の強力な効果を発揮します。次亜塩素酸ナトリウム配合で除菌・漂白力が高く、黒カビ掃除にも活用できます。ジェル状にして使う場合は、適切な希釈と保護具の着用が必須です。塩素系特有の刺激臭と素材ダメージには十分注意してください。

おすすめ③カビキラー電動スプレー

カビキラー電動スプレー

成分タイプ 次亜塩素酸ナトリウム
成分濃度 6%
液剤タイプ 泡タイプ
メーカー ジョンソン株式会社
商品URL https://www.kabikiller.jp/products/kkauto.html

カビキラー電動スプレーは、軽い操作で広範囲に泡を噴射できる電動タイプです。次亜塩素酸ナトリウムを主成分とし、短時間で黒カビを分解・除菌します。高所や壁面の掃除が楽にできる一方、噴霧量が多いため換気と保護具の使用を徹底しましょう。業務用サイズもあり、効率的な作業に最適です。

おすすめ④強力カビハイターEXパワー密着ジェル

カビハイターEX

成分タイプ 次亜塩素酸ナトリウム
成分濃度 不明
液剤タイプ ジェルタイプ
メーカー 花王株式会社
商品URL https://www.kao-kirei.com/ja/item/khg/haiter/4901301440891/

強力カビハイターEXパワーは、液だれしにくい高粘度ジェルタイプです。ゴムパッキンやタイル目地に密着し、塩素の力で頑固な黒カビを徹底除去します。30分程度放置後に水で洗い流すだけで簡単に掃除できます。塩素系製品のため、使用時の換気と安全対策を忘れずに行いましょう。

おすすめ⑤かびとりいっぱつ

成分タイプ 次亜塩素酸ナトリウム
成分濃度 不明
液剤タイプ ジェルタイプ
メーカー 鈴木油脂工業株式会社
商品URL https://www.suzukiyushi.co.jp/products/moldremovers-2214/

かびとりいっぱつは、シリコンコーキングや目地専用のジェル型カビ取り剤です。強力な塩素系成分と高い密着力で、黒カビを効率的に分解・除去します。無臭に近く使いやすい反面、金属や衣類への影響には注意が必要です。作業後はしっかり水で洗い流してください。

おすすめ⑥激落ちくん 黒カビくん カビとりジェル

成分タイプ 次亜塩素酸ナトリウム
成分濃度 不明
液剤タイプ ジェルタイプ
メーカー レック株式会社
商品URL https://www.lec-online.com/c/06bath/4903320041578

激落ちくん黒カビくんは、浴室専用のカビ取りジェルです。ピンク色で塗布ムラが分かりやすく、ジェルが垂れにくいため垂直面にも効果的に密着します。刺激臭を抑えた処方ですが、使用時はゴム手袋・換気を徹底し、安全に作業しましょう。

おすすめ⑦カビ取りバスクール

成分タイプ 次亜塩素酸ナトリウム
成分濃度 不明
液剤タイプ 泡タイプ
メーカー 株式会社ニイカタ
商品URL https://www.niitaka.co.jp/products/2018/04/post-98.html

カビ取りバスクールは、業務用の浴室・浴槽専用カビ取り泡剤です。広範囲に均一に散布でき、カビや湯垢を強力に漂白・除去します。プロユース設計のため、使用説明に従い、酸性洗剤との併用禁止や換気を厳守して安全に使用してください。

カビ取り液剤のよくある質問

  1. Q. 塩素系と非塩素系、どちらを選べばよいですか?
  2. A. 頑固な黒カビや浴室掃除には塩素系がおすすめです。漂白・除菌効果が非常に高く、短時間でカビを分解できます。ただし、色柄物や木材・布製品には非塩素系(アルコール系・中性洗剤系)が安全です。素材や用途に合わせて選びましょう。
  1. Q. ジェルタイプとスプレータイプ、どちらが使いやすいですか?
  2. A. 広い壁面や床などにはスプレー・泡タイプ、ゴムパッキンやタイル目地など液だれしやすい場所にはジェルタイプが適しています。密着力を重視したい場合はジェルを、スピーディに掃除したい場合はスプレーを選びましょう。
  1. Q. カビ取り剤を使うと素材が傷むことはありますか?
  2. A. はい、特に塩素系カビ取り剤は漂白作用が強いため、金属を腐食させたり、木材や布の色落ちを引き起こすことがあります。使用前に必ず目立たない箇所でテストし、素材に合った製品を選ぶことが重要です。
  1. Q. カビ取り剤を使用する際の注意点はありますか?
  2. A. 必ず換気を行い、ゴム手袋・マスク・保護メガネを着用してください。また、塩素系と酸性製品(クエン酸・酢など)を絶対に混ぜないこと。混合すると有毒な塩素ガスが発生し、大変危険です。
  1. Q. 開封後のカビ取り剤はどれくらい効果が持続しますか?
  2. A. 一般的に、塩素系カビ取り剤は開封後半年程度で効果が落ち始めます。特に高温多湿な環境では分解が早まるため、購入から半年以内を目安に使い切ることをおすすめします。
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