カビの生えた電気ポットのお手入れ方法を専門家が徹底解説

牧平 幸
執筆者

カビドクターズ代表

牧平 幸

カビドクターズの代表・牧平 幸です。カビ取り5年の経験と、世界初の特許技術を用いて大阪・京都No.1の品質を目指して日々カビ取りと向き合っております。

  • 電気ポットにどうしてカビが生えたのか
  • おうちでできる電気ポットの除カビ方法
  • 再びカビを生やさないためにすべきこと

この記事では、電気ポットのカビを除去し再発を防ぐためにできることについて、カビ取りの専門家が解説いたします。

どうして電気ポットにカビが生えたの?

お湯を沸騰させたり、保温することに使用する電気ポットは、水を使うため清潔に管理しないと雑菌やカビが繁殖することがあります。

頻繁に水は沸騰しているポットの内部では、カビが高温殺菌されるため、生えにくいのですが

  • 電気ポットに水が残ったまま(電源が切れるなど何らかの原因により)放置していた
  • 電気ポットに水滴が付いたまま長期間収納していた
  • ポット内の保温温度が低かった

このような理由により、電気ポットにカビが発生することがあります。

どの原因も、ポイントは水分の放置にあります。特に電気ポットの蓋は気密性が高いため、内部の水分を完全に乾ききらないと、蓋をしめた状態では内部に湿気が残ります。その湿気を残したまま長期間置いてしまうことで、カビの発生原因となるのです。

カビではなく水垢ということも

また、電気ポットの周りや内部に白いポツポツとした汚れのようなものが付着していることがあります。

白なので「カビなのでは?」と思う方もいるかも知れませんが、これは水のミネラル分が結晶化したもので、水垢と言われるものです。水垢は、水道水で洗っていても付着するものですが、クエン酸を使ってお掃除することが可能です。

(クエン酸を使ってのお手入れ方法は、下記で説明しています)

カビの生えた電気ポットはまだ使える?

電気ポットに水滴や水分が残ったまま放置してしまい、カビが生えていた場合、しっかりと殺菌をし、カビ臭も除去することができれば使用することは可能です。

しかし、カビ取りをしてもカビがまだ残っていたり、沸騰させたお湯にまだカビ臭さがある場合、カビや汚れが酷い場合には、使用しない方が良いでしょう。

特に、抵抗力の低い赤ちゃんやお年寄りが使用する場合には新しく買い替えることをおすすめします。

おうちで出来る電気ポットのカビ取り方法

洗浄×煮沸消毒する

ポット内のカビを洗剤で除去し、煮沸することでカビを高温殺菌する方法です。

準備するものは、食器洗い洗剤、スポンジ、目の細かいブラシやスポンジです。

<STEP1>洗剤でよく洗う

ポット内を中性洗剤でしっかり洗います。目の細かいブラシを使って、注ぎ口内の汚れも除去します。

<STEP2>すすぐ

流水でよく洗剤を洗い流します。

<STEP3>沸騰させる

電気ポット内に水を入れ、沸騰させます。カビ臭がないか確認します。

(沸騰させる際に、下記の方法にようにクエン酸を入れてカルキ臭対策をするのもおすすめです。)

電気ポット内の水垢を除去する方法

ポット内の白いポツポツ=水垢やカルキ臭を除去するにはクエン酸で洗浄します。

用意するものは、顆粒タイプのお掃除用クエン酸です。

<STEP1>ポット内に水を入れる

電気ポット内に水を既定の満水まで注ぎます。

<STEP2>クエン酸を入れる

クエン酸を水の中に入れてよく溶かします。1リットルに対して大さじ1が目安です。

<STEP3>沸騰して時間を置く

湯沸かしスイッチを押して、水を沸騰させます。沸騰後は1~2時間そのまま置き、その後よく洗い流します。

この他、市販のポット専用の洗浄剤などもありますので、用途に応じて使用しましょう。

ポットの表面やパッキン部分のカビ

ポットの外側にカビが生えている場合は、重曹や消毒用アルコールを使ってカビを取り除きます。

また、内蓋のパッキンにカビが生えている場合には、内蓋を取り外して酸素系漂白剤でカビ取りします。

漂白剤使用後はしっかりと流水で洗い流しましょう。

→水筒のパッキン部分のカビ取り方法

電気ポットのカビ再発を防ぐためにすべきこと

電気ポットのカビを防ぐために、日ごろからできるお手入れ方法をまとめてみました。

ポット内に水分を放置しない

中に水が入ったまま常温で置いていると、数日程度でカビが発生することがあります。使用後は水分を残さないように毎回洗浄し乾燥させましょう。洗浄後は口を逆さにして水切りすると良いでしょう。(注ぎ口が不安定な場合は、キッチンペーパーなどでふき取ります)

長期保管する際は内部をしっかり乾かす

しばらくポットを使用ない時は、内部の水分をしっかり乾燥させて収納するようにしましょう。

定期的に内部をクエン酸で洗浄する

定期的にポット用の洗浄剤やクエン酸で洗浄することで、水垢を除去しカルキ臭さを防ぎます。水垢はカビの栄養源にもなるため、カビ予防としてもおすすめです。

カビやカビ臭さが室内にも広がっている場合

電気ポットのカビだけでなく、キッチン周りのカビが気になっている場合や天井、壁にカビが広がっている場合、収納庫がかび臭くてどこから手を付けて良いのか分からない

という方は一度カビ取りの専門家にご相談ください。

 

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