冷蔵庫に生えたカビをキレイに取り、再発を防ぐ方法を専門家が徹底解説

牧平 幸
執筆者

カビドクターズ代表

牧平 幸

カビドクターズの代表・牧平 幸です。カビ取り5年の経験と、世界初の特許技術を用いて大阪・京都No.1の品質を目指して日々カビ取りと向き合っております。

  • どうして低温の冷蔵庫でカビが生えてしまったのか
  • 冷蔵庫のカビをおうちで除去する方法
  • 冷蔵庫のカビを再発させないためにできること

この記事では、冷蔵庫内のカビの原因から、カビ対策方法、そして再発を防ぐためのコツについて解説していきます。

どうして冷蔵庫にカビが生えたの?

カビの発生条件

カビは、60〜80%の湿度、20〜30℃、ホコリや汚れなど栄養源のある場所を好んで発生します。
冷蔵庫の内部は水分や食品カスなどカビにとっての栄養源の宝庫です。冷蔵庫内は、2〜5℃と低温ではありますが、低温でも増殖する種類のカビもあります。

また、冷蔵庫に入れたからといって、常温よりもカビの増殖は抑えられるかも知れませんが、死滅している訳ではないため、条件が重なると冷蔵庫内でもカビが増殖する恐れがあります。

特に、冷蔵庫ドア付近のパッキンは、食品のカスや水分が溜まりやすく、定期的にお手入れしないとカビ発生のしやすいポイントです。
また、製氷機の管の中など見えない場所にカビが生えることもあります。

冷蔵庫にカビが生える原因

以下に、考えられるカビの原因をまとめてみました。

  • 食品カスが残っていた
  • 水分が残っていた
  • 手垢や皮脂が蓄積した
  • 冷蔵庫を頻繁に開け閉めし温度が下がった
  • カビの生えた食品を保管していた
  • 食品を詰め込みすぎて庫内の通気性が悪かった
  • 製氷機から水漏れを起こしていた

カビの原因は、様々ですが、カビにとっての栄養源や発生条件の1つである水分がある場所では低温であっても増殖する恐れがあります。

冷蔵庫のカビを除去する方法

それでは、家庭にあるものでカビを除去する方法を紹介していきます。

消毒用アルコールと重曹で取る方法

手指やキッチン用の消毒用アルコールと重曹を使って、カビを落とす方法です。キッチン用の消毒用アルコールは口に入っても安心な液剤なので、日ごろのお掃除でも利用できます。
重曹は、研磨効果があるため、表面のカビを落とすクレンザーとして活用していきます。

<STEP1>重曹でカビを落とす

スポンジや布巾に少し水を湿らせ、重曹を先にすこし付けてカビ部分を撫で洗いします。

<STEP2>消毒用アルコールで殺菌する

重曹をふき取った後、消毒用アルコールでカビを殺菌します。

<STEP3>ふき取り乾燥させる

消毒用アルコールをふき取った後、水分を乾燥させます。

※注意点

重曹や消毒用アルコールには漂白効果がないため、色素のあるカビが奥深くまで菌糸を伸ばしている場合は、色素を消すことは難しいです。その場合は漂白効果のある以下の方法を試してみてください。

次亜塩素酸ナトリウムで取る方法

カビ取り剤を使った方法です。カビの色素を漂白する効果があるため、黒かびなどが生えている際のカビ取りに適しています。
ただし、塩素系のカビ取り剤は皮膚に付着すると手が荒れる恐れがあるため、手袋を着用するようにしましょう。また、冷蔵庫のカビ取りに使用した後はしっかりと成分が残らないようにふき取ってください。

<STEP1>次亜塩素酸ナトリウムを噴きかける

泡タイプのカビ取り剤の場合、カビの気になる箇所に直接噴きかけるか、カビの範囲が広い場合は雑巾などに染み込ませて、塗布していきます。

<STEP2>ふき取る

10分ほど時間を置いたのちに、雑巾でふき取ります。取り外しのできるパーツの場合は、水洗いをしてカビ取り剤の成分を残さないようにしっかりふき取ります。目安は塩素臭が軽くなるまでです。

<STEP3>乾燥させる

水気をふき取り、乾燥させます。

※注意点

塩素系のカビ取り剤を使用する際は、目に入らないよう十分注意してください。また換気を必ずおこないましょう。

パッキン部分の頑固なカビはジェルタイプのカビ取り剤を使う

泡タイプのカビ取り剤を使っても、カビが落ちなかった場合には、泡タイプのカビ取り剤の上からラップを被せて、パックし、ふき取るか粘度の高いジェルタイプのカビ取り剤を使うという方法があります。
いずれにしても、使用後はよくふき取るようにしましょう。

→カビ取りジェルを使ったカビ取り方法を解説!

冷蔵庫のカビ再発を防ぐためにできること

冷蔵庫のカビは日ごろのお手入れで防ぐことができます。カビの再発を予防するためにできることを以下にまとめてみました。

  • 冷蔵庫の開け閉めに注意
  • カビの生えた食品を放置しない
  • 結露はこまめにふき取る
  • パッキン部分を定期的に消毒する
  • 食品カスや汚れをこまめに取り除く
  • 製氷機を定期的にお手入れする

おすすめなのが、1か月に1回など頻度を決めて冷蔵庫の中のものを全て出し、パーツを中性洗剤で洗うことです。時間のない場合は、消毒用アルコールを使って除菌するのもおすすめです。

使っていなかった食品が奥から出てきたり、意外なところにカスが溜まっていたりするので、こまめにお掃除をしてカビを防ぎましょう。
また、製氷機も専用お掃除用品でお手入れ(クエン酸など)することで、内部のカビを防ぎましょう。

冷蔵庫の裏の壁にまでカビが広がっている場合

  • 冷蔵庫の内部だけでなく、冷蔵庫の裏の壁や床、天井付近までカビが広がってしまった
  • 自分でカビ取りをしてもすぐにカビが再発してしまう

暮らしの頑固なカビにお困りの方は、被害が拡大する前にカビ取りの業者へご相談ください。

 

 

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