カーテンのレースに発生する黒カビ・白カビを取り除く方法を専門家が伝授
最終更新日:2022年07月12日
カビドクターズ代表
牧平 幸
カビドクターズの代表・牧平 幸です。カビ取り5年の経験と、世界初の特許技術を用いて大阪・京都No.1の品質を目指して日々カビ取りと向き合っております。
カーテンのカビの原因は「結露」
カビの発生原因は「湿度・温度・栄養(汚れ)」なのですが、カーテンのカビの発生原因は窓の結露による湿度です。
特に寝室の窓には結露が発生しやすく、理由は睡眠時の「寝汗」と「呼吸による水蒸気」が原因で湿度が高くなりやすいためです。
対策をしないと、窓の結露は必ず発生し、カーテンにカビが生える原因となります。
カビの種類を見極めよう
カーテンに発生するカビの種類は大きく2種類存在します。
- 表面に発生する「白カビ」
- 根っこを生やす「黒カビ」
白カビは簡単にカビ取りができるのですが、黒カビは根深く頑固なため一筋縄では取り除くことができません。
カーテンのカビを取るために必要なもの
カーテンのカビ取りをする際、以下のものを事前に準備しましょう。
- カビ取りスプレー
- 洗濯ネット
- お湯(40L)
- 酸素系漂白剤(40g)
- 洗濯洗剤(40g)
- 塩素系漂白剤(40g)
ただし、最初から全て用意する必要はなく、段階別に準備してください。
カーテンの4つのカビ取り方法
それでは本題のカーテンのカビ取り方法を、カビの頑固さ別に4つお伝えしていきます。
【カビ取り1】カビ取りスプレー+洗濯機
まずはカビ取りスプレーを使用してみましょう。
カーテンレースへの負荷も少なく、白カビであればカビ取りスプレー+洗濯機で十分落ちる可能性があります。
【カビ取り2】酸素系漂白剤 漬け置き+洗濯機
カビ取りスプレーと洗濯機で落ちない場合は「酸素系漂白剤」を使用します。具体的には以下の流れでカビ取りを行ってください。
- 浴槽にお湯(40l)、酸素系漂白剤(40g)、洗濯洗剤(40g)を混ぜる
- カビが付着するカーテンを30〜60分ほどつけ置きする
- カビが取れたら洗濯機に入れる
- 自然乾燥させる
酸素系漂白剤の商品として、「オキシクリーン」が有名です。
【カビ取り3】塩素系漂白剤 漬け置き+洗濯機
酸素系漂白剤でも落ちない場合は、より強力な「塩素系漂白剤」を使用します。
使い方は酸素系漂白剤を使用する流れと変わりませんが、塩素系漂白剤を使用する場合は以下の2点に注意してください。
- 塩素系漂白剤が使用不可なケースがある
- 色が落ちる可能性が高い
【カビ取り4】カビ取り業者に依頼する
塩素系漂白剤でも落ちない場合は、カビ取り業者に依頼する以外ありません。
カーテンのカビ取り時に必ず注意すべき2つのポイント
カビ取りの4つの方法をお伝えしましたが、カビ取りを行う前に必ず注意すべき2つのなkをお伝えします。
【ポイント1】洗濯表示を確認する
カーテンのカビ取りを行う場合、洗濯表示で以下の5つを事前に確認しましょう。
- 水洗い(家庭洗濯)記号
- 漂白処理記号
- 水温記号
- 水流記号
- 漂白記号
カーテンの中には、「洗濯機が使用不可」や「漂白剤使用不可」のものも多くみられます。必ず、カビ取りを行う前に洗濯表示を確認してカビ取り方法に問題がないか確認してください。
【ポイント2】色付きカーテンは漂白剤で色が落ちる可能性がある
洗濯表示が問題ない場合でも、色付きカーテンに漂白剤を使用する場合は注意が必要です。
漂白剤は素材を白くしてしまうため、色付きカーテンの色が落ちてしまう可能性があります。
漂白剤を使用する場合は、少量で部分的にテストを行い、色落ちしないか確認しましょう。
カーテンのカビ予防3選
カビは発生しないに越したことはありません。
そこで、カビを発生させないためのカビ予防3選をお伝えしていきます。
【カビ予防1】部屋を喚起する
カビ予防で最も大切なのが部屋の換気です。
具体的には、部屋の窓を開け、かつ「八の字サーキュレーター」を用いて部屋内の空気を循環させましょう。
カビの発生原因である「湿度」と「温度」のいずれにも効果を発揮します。
【カビ予防2】結露防止を行う
結露を抑えることはカビの発生原因である「湿度」を抑えることに繋がるため、非常に効果的です。
結露防止策として手頃なのが以下の2つです。
- 結露防止フィルム(3,000〜5,000円)
- ウィンドーラジエーター(3〜5万円)
【カビ予防3】定期的に汚れを落とす
カーテンに付着する汚れはカビの発生原因になるため、定期的に洗濯しましょう。
具体的には1ヶ月に1回は掃除するよう心がけましょう。
カビが再発する場合は業者に依頼する
カーテンのカビ取りを何度行っても、1ヶ月後にはカビが再発してしまうことがあります。
原因は、カビが部屋中に拡散してしまい、部屋中にカビ菌が発生してしまっているためです。
何度も再発するようであれば、部屋中のカビを徹底的に落とさないといけないため、カビ取り専門業者に依頼しましょう。