白カビ?ホコリ?白カビの特徴から発生原因、除去・対策まとめ

牧平 幸
執筆者

カビドクターズ代表

牧平 幸

カビドクターズの代表・牧平 幸です。カビ取り5年の経験と、世界初の特許技術を用いて大阪・京都No.1の品質を目指して日々カビ取りと向き合っております。

白カビの特徴

白カビは有機物に発生するカビで、代表的なものでは「カマンベールチーズ」も白カビが用いられています。

「食べれるんだから安全なの?」と思われますが、基本的に白カビは有毒で、放置しておくと発生箇所が痛んだり、吸い続けるとアレルギー反応を起こすこともあります。

ただ、素材の奥深くまで根を張る黒カビに対し、白カビは表面にのみ発生するカビなので、発生しても正しく対処すれば自力で取り除くことができます。

白カビが発生する条件

白カビは「湿度・温度・栄養(汚れ)」の3つの条件が重なると100%発生します。

具体的には以下の条件を満たした時に発生します。

湿度 60%以上になると繁殖する
温度 20〜30℃を好む
栄養(汚れ) ホコリや髪の毛を好む

特に湿度と温度は非常に重要で、厚生労働省の調べでは「温度が25℃、湿度90%以上だと2日で目に見える程度で繁殖する」というデータが出ています。

白カビが発生しやすい場所

白カビは有機物に発生しやすく、畳、木材、食品などに発生しやすい傾向があります。

家の中の具体的な場所としては、以下の場所は白カビが発生しやすいです。

  • 押し入れ
  • 下駄箱
  • 和室

特に畳は「調湿作用」という部屋の湿度を調整してくれる特性があるため、湿気を吸収して湿度が高くなりやすい傾向があります。

白カビによる身体への悪影響

白カビも基本的には人体へ悪影響を及ぼす可能性があり、吸い続けると以下のような病気になってしまう危険性があります。

  • スポトリクム病
  • 肺アスペルギルス病
  • クリプトコッカス病
  • 足白癬(あしはくせん)

カビは30,000種類以上存在し、人体に影響のないカビもありますが、多くのカビは有毒です。

白カビを発見したら必ず対処しましょう。

白カビの除去方法

白カビは表面に発生しやすいカビなので、自力で除去することは十分可能です。

そんな白カビの除去方法をお伝えしていきます。

STEP1:白カビに直接アルコール除菌を吹きかける

白カビ除去にはアルコール除菌があれば十分です。

アルコール除菌を白カビが発生している箇所に直接吹きかけます。

この時の注意点としては、ビショビショになるまで吹きかけないことです。

白カビが発生している箇所全体に2〜3回吹きかければ十分です。

STEP2:アルコール除菌が乾燥するまで放置

アルコール除菌を吹きかけたら、乾くまで絶対に触れてはいけません。

白カビが死滅する前に雑巾等で擦ってしまうと、カビ菌を拡散させてしまう可能性があります。

おおよそ1時間程度放置するとアルコール除菌が完全に乾きます。

STEP3:白カビが死滅するまでSTEP1とSTEP2を繰り返す

白カビが死滅するまではアルコール除菌と乾かす、という作業を繰り返します。

おおよそ3回ほどしたら、目に見えて白カビの発生箇所の色が変わっていきます。

STEP4:水拭き/乾拭きをして完全に乾かす

白カビが死滅したら、最後に仕上げで表面についている白カビを取り除いていきます。

水拭きも少しだけ湿っていれば十分です。

ここで中途半端に湿気が残っていると白カビを再発させる原因になりますので、乾拭きをよく行い乾燥するまで換気を行いましょう。

以上で白カビの除去が完了です。

白カビの対策方法

白カビ除去を行なった後は、白カビが発生しないよう白カビ対策を行いましょう。

簡単に取り組め、かつ最も効果的な2つの方法をご紹介します。

部屋の喚気を行う

白カビ対策といえば「空気を循環させること」です。

部屋の風通しが悪いと、生ぬるい温度でジメジメした”カビが最も好む空間”ができてしまいます。

対策として、以下の2点が最も効果的です。

  1. 窓を開ける(押し入れ/下駄箱も定期的に開ける)
  2. 八の字サーキュレーターを使用する

窓を開けるだけでは空気が一方通行で、循環しないことがありますが、八の字サーキュレーターを使用すると部屋の空気を動かしてくれるのでオススメです。

アマゾンで1万円前後で購入できるので、白カビの発生が続くようであれば購入を検討してください。

乾燥させてから収納する

押し入れや下駄箱で白カビが生える原因の多くは「モノの湿気」によるものです。

具体的には以下のようなモノが白カビを発生させてしまう原因になります。

  • 雨が降って濡れたままの靴
  • 洗濯して半乾きの衣服

湿気を持ったものを持ち込むと白カビが発生してしまうため、必ず乾かしてから下駄箱や押し入れにしまうようにしましょう。

また、下駄箱や押し入れには、湿気を除去してくれる除湿剤を置いておくことも効果的です。

白カビ対処時の注意点

白カビは自力で除去できる反面、いくつかの注意点を守らないと状態を悪化させる可能性があります。

1.色柄物や変色・脱色に注意

白カビは比較的、業者に頼まずに死滅させることが可能です。

ただ、市販のカビ洗剤を使用すると対象物が変色や脱色する恐れがあります。

特に強力なカビ洗剤だと変色や脱色の問題が発生しやすいです。

2.カビが死滅するまで擦らない

カビが死滅する前に擦ってしまうと、部屋中にカビ菌を拡散してしまう可能性があります。

カビが死滅するまではカビ洗剤を吹きかけて乾かす、という作業を繰り返しましょう。

その後、キレイにするために水拭きと乾拭きを行いましょう。

3.換気を徹底する

カビ除去を行う際は必ず部屋の窓を全開にして、可能であれば扇風機を回して部屋の空気を循環させましょう。

換気を行わずにカビ除去を行うと、カビ菌が部屋中に舞ってしまい、最悪の場合は部屋中がカビだらけになってしまう恐れがあります。

カビが部屋にこもらないためにも、部屋の窓を全開にしてカビを外に逃してあげましょう。

白カビまとめ

カビの中で白カビは最も落としやすいカビの1種で、アルコール除菌があれば十分落とすことができます。

白カビが発生しないように日頃から対策を行い、白カビが発生しても適切にカビ除去すれば問題ありません。

以上、白カビについてのまとめでした。

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