ラタン製品に発生したカビを除去し再発を防ぐ方法をカビ取りの専門家が解説

牧平 幸
執筆者

カビドクターズ代表

牧平 幸

カビドクターズの代表・牧平 幸です。カビ取り5年の経験と、世界初の特許技術を用いて大阪・京都No.1の品質を目指して日々カビ取りと向き合っております。

  • どうしてラタン製品にカビが生えたの?
  • ラタンにカビが生えた時のカビ取り方法
  • カビの再発を防ぐためにできること

この記事では、ラタン製品に発生したカビを自宅で除去する方法から、再発を防ぐ方法までカビ取りの専門家が解説していきます。

どうしてラタンにカビが発生したのか

ラタンの特徴

ラタンは東南アジアの熱帯雨林に自生している、ヤシ科の植物のツルのことです。軽量でしなやかなため、加工しやすいという特徴があり
バッグや、カゴ、家具、ランチョンマットや食器具類など幅広く活用されています。
一方、カビは湿度があり(60%以上)気温が20〜30℃台で栄養源などのある場所を好んで増えるため、ラタンを置いている場所の湿度が高かったり、通気性が悪かったり、汚れなどを放置しているとカビが生える原因となります。

ラタンに生えたカビを放置した結果

ラタンのカゴにカビが生えていたが、そのままにしていたら、棚にまでカビが広がり、収納していた小物類もカビが生えてしまった…ということも。
カビは増殖条件が整うと、胞子を飛ばしさらに広がる性質があるため、壁や天井などにも広がり、また空気中のカビ胞子を吸引することによるカビアレルギーなどの健康被害の原因となることも。

ラタンに生えたカビを取る方法

消毒用アルコールを使う方法

ラタンに発生したカビを除去するためには、消毒用エタノールを使って除去していきます。
準備するものは、消毒用エタノール、布巾、あればブラシなどです。

※カビ取りをする前に

換気をよく行い、カビを吸い込まないようにマスクを装着しましょう。液剤を使用する際には、ゴム手袋を装着し、あればゴーグルなども使用すると安全です。

<STEP1>消毒用エタノールを塗布する

消毒用エタノールをラタンに吹きかけるか、布切れに浸してカビの生えている部分に塗布していきます。

<STEP2>拭き取る

10分ほど時間を置いて拭き取ります。ブラシがあれば、目の細かい部分をかき出しながらカビを除去していきます。

<STEP3>乾燥させる

風通しの良い場所で乾燥させます

中性洗剤で落とす方法

ラタンは水洗いが可能な材質なので、中性洗剤と水洗いですすいでカビを除去することも可能です。ただし、水分が残っていると再びカビが生える原因となるため、しっかりと乾燥させるようにしましょう。
準備するものは、中性洗剤、スポンジ、布切れ、ブラシ等です。

<STEP1>中性洗剤で洗う

スポンジに洗剤をつけて泡で優しく洗う。ブラシがあれば、細かい部分のカビや汚れをかき出す。

<STEP2>シャワーですすぐ

流水でしっかりと洗剤を洗い流す。

<STEP3>しっかり乾燥させる

布切れで水分を拭き取り、風通しの良い場所でしっかり乾燥させる。

ラタンのカビ再発を防ぐコツ

ラタンに限らず、天然素材で作られたものはカビの栄養源となるため、湿気や汚れなどが蓄積すると再びカビが生える恐れがあります。
そのため、日頃からカビ予防を行いましょう。

換気を十分にする

通気性が悪くなると湿気が溜まりカビの原因に。換気を行い除湿しましょう。

除湿機や送風機を使用する

通気性の悪い場所や湿気のたまりやすい場所では、除湿機や送風機を使って除湿しましょう。扇風機などで代用しても良いです。

棚や壁の湿気に注意

壁や棚の結露はカビの原因となるため、こまめに換気を行い、水滴を拭き取ります。

湿った物を収納しない

例えば、ラタンのカゴの場合、布製品や食器類などを収納することもあるかもしれません。この時、まだ湿った状態の物を収納しているとラタンに湿気が蓄積し、カビの原因となります。

ラタンのお手入れ方法

ホコリ、手垢などの汚れが溜まるとカビの原因となるので、定期的にお手入れしましょう。
基本的なお手入れは、布切れで汚れを拭きとり乾燥させるといった方法ですが、汚れがひどくついた場合には、流水で洗い流してよく乾燥させます。
また、定期的に消毒用エタノールで除菌をすることでカビの発生を防ぎます。

ラタンのカゴ収納などを使っている方は、時々中の物をとり出してホコリや汚れなどを除去し通気性の良い場所で乾燥させると良いでしょう。

→タンスの裏のカビ取り方法

まとめ

  • ラタンのカビの原因は湿気や汚れの蓄積
  • ラタンのカビを放置すると棚や小物類や壁にまでカビが広がることも
  • ラタンのカビを除去するには、消毒用エタノールを使用する
  • 軽度のカビであれば洗剤で洗い流すことで落とせるが、しっかりと乾燥をすることが大切
  • ラタンのカビ再発を防ぐには、換気と除湿、汚れの除去をすること
  • こまめなお手入れをすることで、カビの発生を防ぐ

お部屋のカビ被害にお困りの方

今回は、ラタン製品のカビ取り方法に関して解説して参りましたが

  • ラタンだけでなく、棚や壁紙、天井や床にまでカビが広がっている
  • クローゼットや押し入れ内にもカビが生えている
  • 全体的に部屋がかび臭く健康被害が心配

など、カビ被害にお困りの場合には、カビ取り業者へご相談ください。

 

世界初の特許技術採用

脱・カビ取り宣言

世界初の特許技術を採用!!
再発を許さないカビ取り・防カビなら

カビドクターズのロゴ
カビ取り・防カビについて