子ども部屋に生えてしまったカビをおうちで除去する方法を専門家が徹底解説
最終更新日:2024年03月20日


カビドクターズ代表
牧平 幸
カビドクターズの代表・牧平 幸です。カビ取り5年の経験と、世界初の特許技術を用いて大阪・京都No.1の品質を目指して日々カビ取りと向き合っております。
- どうして子供部屋にカビが生えるのか知りたい
- 子供部屋にカビが生えた時の対策方法を知りたい
- 子供部屋に再びカビが生えないようにするための予防方法を知りたい
この記事では、原因から予防方法まで、子供部屋のカビ対策方法についてを解説していきます。
子供部屋にカビが生える原因
カビは、酸素があり、湿度が高く(60〜80%)、気温が適温で(20〜30℃)栄養源のある場所を好んで増殖します。
具体的にいうと、ジメジメとして湿気が溜まり、換気やお掃除が不十分でモノが多く通気性の悪い場所に発生しやすい傾向があります。
例えば、子供部屋の中でこのような場所にカビが生えていないでしょうか
- 窓際の結露が発生している場所・カーテン
- 本棚やぬいぐるみの置いてある棚
- クローゼットや押入れ
- ベッドや布団の下
- 家具の壁面
- 絨毯やジョイントマットの下
このような場所は湿気が溜まりやすく、またカビにとっての栄養源(ほこりや皮脂)などがあるため、条件が揃うことであっという間に広がってしまいます。
カビを放置すると起こり得ること
子供部屋のカビをそのまま放置してしまうと、お子さんのアレルギーやぜんそくなど、健康被害につながるため、早急に対処しましょう。
子供部屋に生えたカビを除去する方法
カビの進行度合いによって、使用する薬剤を使い分けましょう。
軽度なカビの場合は、消毒用アルコールスプレーや逆性石鹸を使ってカビ取りできます。
これらの方法は、比較的安全で簡単にカビを除去することができます。
重曹と消毒用アルコールを使う場合
準備するもの 重曹、消毒用のアルコールスプレー、スポンジ
<STEP1>重曹でカビを落とす
少し水で濡らしたスポンジや布巾に重曹をつけて、カビを優しくこすりながら落とします。
<STEP2>カビを殺菌する
雑巾などで重曹を落とした後、消毒用アルコールを吹きかけて、カビを殺菌します。
<STEP3>乾燥させる
拭き取り、風通しの良い場所で乾燥させます。
一度で落ちなかった場合は、数回1〜3の工程を繰り返してみてください。系どのカビであれば落とすことができます。
逆性石鹸を使う場合
消毒剤である、逆性石鹸を使用する方法です。必ず水で薄めて使用しましょう。
準備するもの:逆性石鹸、バケツ、ゴム手袋、スポンジや布巾
<STEP1>水で薄める
逆性石鹸を水で薄めます。水1リットルに対して、キャップ1杯ほど入れます。
<STEP2>カビに塗布する
カビの生えている場所に塗布してカビを殺菌します。
<STEP3>乾燥させる
水気を拭き取り、送風機などで風を当てて乾燥させます。
※いずれの方法も、カビの色素を漂白することはできません。
重度なカビの場合
重度なカビの場合は、専門業者に依頼するのがおすすめです。カビ取り剤は、強力な薬剤なので、使用する際は、必ず換気をし、マスクやゴム手袋などを使って皮膚を保護しましょう。また、変色がないか目立たない場所でまず試してから実行するようにしてください。
カビ取り剤を使う場合
例えば、子供部屋の壁にカビが生えたときは「壁用のカビ取り剤」フローリングにカビが生えた場合は「フローリングのカビ取り剤」など、用途に分けて使うのがおすすめです。
通販やホームセンターなどで手に入れることができます。
また、市販の塩素系カビ取り剤は、浴室など洗い流すことができる場所での使用が望ましいため、お部屋での使用はおすすめできません。
カビの再発を防ぐために
カビを除去した後、カビの再発を防ぐために以下の対策を行いましょう。
①除湿する
除湿機や除湿剤、送風機を置いて湿度を下げるように心がけましょう。
②換気を十分に行う
窓や戸を開けて、換気をこまめに行いましょう。
③カビが生えやすい場所を掃除する
窓際や大きな家具の周り、寝具の周りなどは特にカビの生えやすい場所なので、移動させてほこりを除去したり、通気性を確保して除湿したりしましょう。
④カビが発生しやすいものを置かない
汗のついた衣類、食べこぼしや飲み残し、濡れた雨具などを置かないようにしましょう。
また、加湿器の焚き過ぎにも注意しましょう。
⑤整理整頓をし不要なものを処分する
モノが多すぎると通気性が悪くなり、湿気が溜まりやすくなります。不要なものは適宜処分していきましょう。
カビが生えやすい場所は特に意識して掃除を行うようにしましょう。例えば
- 窓枠
- 壁
- 天井
- 床
- 家具
- 衣類
などは、こまめに掃除をし、窓枠や壁に結露が発生していたら、すぐに拭き取りましょう。カーペットやジョイントマットの下も定期的に掃除しカビを防ぎましょう。
カビの生えやすいものに注意
子供部屋にあるもので、特にカビの生えやすいものは以下の通りです。
- 書類、本などの紙類
- 衣類などの布類
- 木製品
これらはカビが生えやすいので、収納する際は特に注意しましょう。除湿剤を使ったり、湿気がたまらないように送風機を使ったりなど工夫しましょう。
子供部屋のカビが広がって手に負えない場合
子供部屋にカビが発生した時の対策方法について解説して参りましたが、カビがあまりに広がり、おうちでの除去が難しそうな場合は、早めにカビ取り業者へ相談しましょう。