空気清浄機を使ってカビを予防するコツをカビ取りの専門家が解説

牧平 幸
執筆者

カビドクターズ代表

牧平 幸

カビドクターズの代表・牧平 幸です。カビ取り5年の経験と、世界初の特許技術を用いて大阪・京都No.1の品質を目指して日々カビ取りと向き合っております。

  • 空気清浄機を使うとどうしてカビ予防になるのか
  • 空気清浄機でカビ予防する際の注意点
  • カビを防ぐ4つのポイント

この記事では、空気清浄機を使ったカビ予防方法について解説していきます。

空気清浄機でカビの発生が防げる原理

空気清浄機の主な機能は、フィルターを通して、ホコリや花粉、ハウスダスト等を除去することで空気をキレイにすることです。
カビの発生原因は、水分と酸素、気温と汚れ(ホコリ)などの条件が揃うことですが、空気清浄機を上手に使うことで、カビの原因となるホコリを除去することができます。
また、一部の空気清浄機には、除湿機能を搭載しているものもあるため、カビの原因である湿気を取り除くこともでき、カビの発生を防ぐことが可能です。

さらに、空気清浄機を使うことで空気中に舞っているカビ胞子をフィルターでキャッチすることもできます。ただし、カビを防ぎ続けるために、こまめにフィルター掃除を行う必要があります。

空気清浄機を使って効率的にカビを防ぐ方法

空気清浄機を使ってカビを防ぐためのコツは、通風・換気・除湿これらの機能を上手に活用することです。

例えば、窓がなく通気性の悪い部屋に空気清浄機を置いたり、湿気の溜まりやすい脱衣所や玄関などに置くなどです。日当たりの悪い寝室や、納戸に置いて空気の入れ替えをするのもカビ予防になります。
また、ジメジメとしやすい梅雨時期は、除湿機能を使って湿気を取り除きます。
いつも同じ機能だけでなく、換気や除湿など必要に応じて使い分けましょう。

カビを防ぐための空気清浄機のお手入れ方法

カビ予防のために空気清浄機を活用していても、お手入れを怠ってしまうと、フィルターにホコリが溜まり、カビが発生する恐れがあります。
水洗いできるパーツは流水でよく洗い、乾かして、定期的にお掃除しましょう。

加湿機能のある空気清浄機は要注意

加湿機能のついている空気清浄機は、こまめにお手入れしないとカビの発生源となる恐れがあります。水分がフィルターに蓄積し、そこにカビが発生すると、かえってカビの胞子が室内に広がってしまう可能性も。
そのため、加湿機能付きの空気清浄機の場合は、特にこまめに掃除するようにしましょう。
加湿タンクも内部にカビが発生しやすいので、こまめにお掃除しましょう。

お手入れ方法は商品によっても違うため、取扱説明書や各メーカーの公式サイトなどを確認しお手入れしましょう。
商品によっては、フィルターの替えなどもあるので、お掃除しても汚れが取れなくなったフィルターなどは新しく替えるのも良いでしょう。
フィルターのお掃除頻度は2週間に1度くらいの間隔で行います。こまめに掃除することで、カビを防ぎましょう。

(出典:ダイキン ストリーマー研究所より)

空気清浄機の過信は禁物

空気清浄機を上手に使うことで、お部屋のカビを予防することができますが、空気清浄機を使っているからと過信するのは危険です。
カビは、室温(20~30℃)と水分、栄養源、酸素などの条件が揃うことで発生するため、空気清浄機を使ったとしても、この条件をクリアした環境であればいつでもカビが広がる恐れがあります。
例えば、湿気の多いお風呂場や脱衣所の湿気が十分に換気できていなかったり、水はけの悪い玄関の水気をを放置していた、河川の近くで湿気の影響を受けた、などカビが発生するきっかけは様々です。
そのためにも、空気清浄機とあわせて、カビ予防のための工夫を行いましょう。

カビを防ぐために大切なポイントは、換気と除湿、通気と清掃の4つです。

①換気

晴れた日は、窓や扉を全て開けて空気を循環させましょう。換気を行うことで除湿し、またホコリの蓄積を防ぐため、カビ予防になります。

②除湿

湿気のたまりやすい部屋は特に除湿を行いましょう。結露が発生している時には、こまめに水分をふき取り、除湿します。また、換気をすることも除湿につながります。

③通気

1の換気とも重なりますが、風通しをよくすることでカビを防ぎます。通気性の悪い場所は例えば扇風機やサーキュレーターを使って、空気を乾燥させます。
また、モノが所狭しと置かれていると通気が悪くなり、カビの発生原因となるため、モノを処分し空気の通り道を作りましょう。大型家具なども壁から少し話して通気を確保します。

④清掃

ホコリや汚れはカビの栄養源となるため、掃除機やフローリングワイパーをかけてこまめに取り除きましょう。壁などは定期的に乾いた雑巾を使って拭き上げて、細かいホコリを除去します。

これらカビ予防の4つのポイントを、取り入れつつ、空気清浄機を稼働させて室内のカビ対策を行うことで、カビの発生を防ぎ、室内を衛生的に保ちましょう。

空気清浄機を利用してもカビが広がってしまったら

これらのことを気を付けて対策していても、室内の立地や老朽化、漏水などの影響でカビが生えてしまうことがあります。壁や床、天井などのカビが広がりお困りの場合は、カビ取り業者へご相談ください。

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