トートバッグに生えたカビをおうちで洗濯する方法を徹底解説

牧平 幸
執筆者

カビドクターズ代表

牧平 幸

カビドクターズの代表・牧平 幸です。カビ取り5年の経験と、世界初の特許技術を用いて大阪・京都No.1の品質を目指して日々カビ取りと向き合っております。

「収納していたトートバッグを久しぶりに使おうとしたら、カビが生えていた」

「トートバッグに点々とカビが生えていて、どのように除去して良いか困っている」

「クローゼットにしまっていたトートバッグが少しカビ臭い」

よく使っていたトートバッグにカビが生えてしまった、どのように除去すればよいのかわからないという方のために、この記事ではおうちでのカビ取り方法からカビ予防方法まで解説いたします。

トートバッグにどうしてカビが生えたのか

カビは、水滴や皮脂、食べカスなどの汚れがあるところを好んで増殖します。

例えば、トートバッグに飲み水の水滴などが蓄積しいていたり、雨で濡れたバッグをそのまましまい込んでしまったり、トートバッグを保管していた場所そのものがジメジメしていた...などの理由でバッグにカビが発生してしまうことがあります。

また、布地に生えてしまったカビは厄介で、繊維にカビの菌糸が増殖していると、簡単に落とすことができません。

特に薄い色のトートバッグですと、カビの色が目立ちやすく、また布地の表面をこすっただけではなかなか落とせないこともしばしばです。

トートバッグのカビをおうちで取る方法

先に述べたように、カビの生えたトートバッグをキレイに除去するのは難しいため、トートバッグにカビが生えた際の対処方法としては

①おうちで落としてみる

②クリーニング店に相談してみる

③落ちなかったカビを隠す

この3つの方法が大きく分けて考えられます。まだカビがうっすらと表面に生えている程度でカビの菌糸が奥まで増殖していなければ①の方法で解決するかもしれません。

今回はこちらの①の方法をご紹介します。

酸素系漂白剤で除去する

粉タイプの酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を使って、しみ抜きの要領でカビを落とす方法です。

オキシクリーンなどをはじめとする、酸素系漂白剤、バケツ、ゴム手袋、歯ブラシ等、布巾を用意します。

※酸素系漂白剤は強い液剤なので、予め、トートバッグに変色がないか目立たない箇所に塗布して確認してください。

<STEP1>酸素系漂白剤を溶かしシミ抜き液を作る

500㏄のお湯に酸素系漂白剤スプーン3/4杯分を入れて溶かし、シミ抜き溶液を作る

<STEP2>トートバッグのカビに塗布する

使い古しの歯ブラシなどを使って、トートバッグのカビが気になる箇所へ叩き込むように塗布する

<STEP3>ふき取る

水で濡らした布巾を叩くようにトートバッグに当てて、酸素系漂白剤溶液をふき取る。

その後、優しく手洗いして乾燥させるか、丸洗い可能なものであれば、ネットに入れて洗濯する。

(詳しい酸素系漂白剤の薄め方は、オキシクリーン公式サイトなど、酸素系漂白剤のラベルやサイトを参照してください)

酸素系漂白剤につけおきする方法

カビはそこまで目立たないが、トートバッグが全体的にカビ臭いという場合には、溶液につけ置きして、消臭・漂白する方法もあります。

<STEP1>酸素系漂白剤を薄める

40~50℃程度のお湯1リットルにに酸素系漂白剤キャップ1杯を入れて薄め、トートバッグをつけ置きする

<STEP2>洗濯する

30~60分ほどつけ置きしたら、カビ部分をよくもみ洗いし、その後手洗いor洗濯する

<STEP3>乾燥させる

風通しの良い場所でしっかりと水気を乾燥させる

・液体タイプの衣類用漂白剤を使う

酸素系漂白剤を溶かしてつけ置きして...という時間がない場合、手軽な液体タイプの衣類用漂白剤でカビを漂白し落とすという方法も。

スプレータイプのものであれば、カビ部分に塗布して、10分ほど置いたのちに、カビ部分をかるくもみ洗いして、手洗いするか洗濯機で洗い、乾燥させます。

※粉タイプの酸素系漂白剤同様に、目立たない場所で試して変色や色落ちがないか試してから行うようにしましょう。

トートバッグのカビが落とせなかった場合

クリーニング店に持っていく

これらの方法を試しても、トートバッグのカビが落ちなかったという場合は、クリーニング店に相談するという方法もあります。

黒カビには対応していないお店もありますが、どのタイプのカビが見分けがつかなくて不明な場合は、一度相談してみるのも1つの方法です。費用はかかりますが、家でのお洗濯よりも色落ちや傷みは防げます。

カビを隠す

酸素系漂白剤で漂白してもカビが落ちない場合、液剤でカビそのものは殺菌できているため、上からパッチワークなどをしてカビの色素残りを隠すという方法もあります。

今は100均でもシールタイプのパッチワークなどが手に入るため、カビを隠しながら新しいデザインを楽しむというのも、エコな使い方かも知れません。

バッグのカビ発生を防ぐために

バッグのカビを防ぐためには、使用後のお手入れが大切です。

  • 水気のあるものをバッグにいれていた場合は早めに洗濯するか、干して乾燥させる
  • 汚れを放置せず簡単な汚れであれば消毒用エタノール等でふき取る
  • 風通しの良い場所で干して乾燥させる
  • クローゼット内の湿度管理を行い清潔に保つ

保管場所の除湿や換気を行うなど工夫しましょう。

クローゼットや押し入れにカビが広がっている場合

トートバッグだけでなく、革製品、小物類、衣類もカビが発生しているという場合や

クローゼット、押し入れにカビが広がっているという場合には、カビによるアレルギーや体調不良が起こる可能性があります。

早めにカビ取りの専門業者へ相談し、カビをきれいに除去しましょう。

 

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