築年数の古い家のカビが大量発生!自分で除去して再発を防ぐ方法を専門家が解説

牧平 幸
執筆者

カビドクターズ代表

牧平 幸

カビドクターズの代表・牧平 幸です。カビ取り5年の経験と、世界初の特許技術を用いて大阪・京都No.1の品質を目指して日々カビ取りと向き合っております。

  • 古い家にカビが生えた!まず何から手を付けて良いのか分からない
  • 自分で除去できるのか業者に依頼したら良いのか基準が分からない
  • カビを防ぐために普段できることを知りたい

という方の参考になりますと幸いです。

古い家にカビが生える原因

経年劣化による破損

築年数が古いと、経年劣化によるヒビ割れや破損などが起こります。例えば床材がくぼんでいたり、一部剝がれていると、そのスキマから水分が入り込みカビの原因に。

壁の場合でも同様に、ヒビが入っていたり長い間湿気を吸収することで、カビの温床となることも。表面で見える箇所だけが原因ではなく、床や壁の裏にある水道の配管や設備などのライフラインが故障していると、漏水が生じて、そこがカビの原因となることも。

そのため、基本的に古い家のカビは設備の見直しなども同時に行いつつ、カビ対策を行うと良いでしょう。

古い家・新しい家に関わらず共通するカビ対策

一方、古い家であっても新しい家であっても条件が重なることでカビは発生します。例えば結露などは家の新旧に関係なく、結露を放置していると水滴が蓄積しカビの原因となります。

また、掃除や換気不足を放置していると家の古い新しいに関わらずカビが繁殖しあっという間に広がる恐れも。どちらにしてもこまめに換気をし、結露をためず、掃除をして清潔に保つことがカビ対策の第一歩となります。

古い家のカビ対策方法

築年数の古い家にカビが生えた場合、対策方法としては大きく分けて2つあります。

①破損個所の修理

1つめは「破損している場所や修理が必要な場所がないか」チェックし、修理が必要な場合は、原因を突き止めて補修する必要があります。

例えば、漏水が原因で壁紙の裏にカビが生えてしまっている場合、表面だけいくら除カビしても原因である漏水を直すための工事を行わないと何度カビ取りに費用をかけても再発していまいます。

同様に、破損している場所がある場合にはその隙間にホコリや水気が溜まりカビが発生するため、修理をしなければ根本的な解決になりません。

②除カビ

そして2つめが「除カビ」です。除カビの手順は、カビを殺菌し、キレイに取り除き、しっかりと乾燥させます。一見、カビが生えていないように見えていても、カビがポツンと生えているところの周りには、目視できないカビが繁殖している可能性があるため、カビの生えている場所を中心に、全体的に除カビしていくことをおすすめします。

それでは、場所別のカビ対策方法を解説していきます。

場所別カビ対策方法

①壁や天井

既にカビが繁殖し壁紙が剝がれている、壁紙の後ろから滲むようにカビが生えている、塗装の裏側からカビが生えている...このような場合には「除カビ」×「補修作業」が必要です。表面だけ除カビしても、裏にいるカビをしっかりと殺菌できていないと再発してしまうためです。

この場合は、早めに業者に依頼しましょう。

まだ、表面にカビが生えているだけであればお家でカビ取りすることも可能です。その場合は、逆性せっけんまたは、漂白剤を使ってカビ取りしていきます。

逆性せっけんを使う場合

バケツに水1ℓと逆性せっけんキャップ杯入れて薄め、雑巾でカビ部分を中心に除去していきます。

最後に、固く絞った雑巾で拭きとり、しっかりと乾燥させて終了です。

漂白剤(ハイター)を使う場合

バケツに水5ℓと漂白剤キャップ杯入れて薄め、雑巾に浸して(ゴム手袋着用)カビ部分を中心に拭き上げます。

最後に、固く絞った雑巾で拭きとり、しっかりと乾燥させて終了です。

※注意点

漂白剤は漂白効果があるため、壁紙の種類によっては変色する可能性があります。まずは目立たない場所で試してから使用しましょう。また、使用時は必ず換気を行ってください。

詳しくは「壁のカビを取る方法」の記事を参考にしてみてください。

②床や絨毯、畳

これらも破損個所があれば修理します。畳や絨毯の場合、カビがあまりに広範囲に生えている場合には張り替えた方が良い場合もあります。いずれにしても業者へご相談ください。

板張りの場合は、小規模に生えたカビであれば、自分で落とすことができます。除去方法は①の壁の方法を参考にしてみてください。

ただし、漏水が原因である場合には何度除カビをしても再発する恐れがあります。

床材に湿った後のようなシミがないか、確認しましょう。

畳のカビ対策方法

③トイレや浴室

古い家のトイレや浴室は、気付かない間に黒カビの温床となっていることがあります。

基本的に、流水で洗い流せる場所の除カビは、市販のカビ取り剤を使って除カビできますが、築年数の古い家では、天井や壁一面がカビで真っ黒...というケースも多く見られます。

このように、あまりに範囲が広い場合には、業者に依頼した方が良いでしょう。また、室内同様に壁や床に補修が必要な箇所がある場合には除カビと一緒に修理も依頼しましょう。

しかし「どうしても、自分で除カビしたい」という場合には、ゴム手袋、ゴーグル、マスクを着用し換気に充分気を付けた上で

天井:柄のついたスポンジを使ってカビ取り剤を塗布
床:足に付かないように風呂用スリッパなどで防御し、カビ取り剤を塗布
壁:雑巾で薄めたハイターを使って除カビ

を行いましょう。長時間やらずに休憩をはさみながら安全に行うようにしましょう。

古い家のカビを防ぐ方法

カビの再発を防ぐために大切なことは「換気」「除湿」「清潔」です。さらに、古い家の場合は破損個所を早めに修理しましょう。予算があればリフォーム工事をすることでカビの生えにくい環境を作ることも可能です。

①換気

窓を開けてしっかりと換気しましょう。お風呂やトイレなどは換気扇を常に回すようにしましょう。長期間家を空ける場合にも換気扇は回すようにするなど工夫することで、カビの再発を防ぎます。

②除湿

結露の生じやすい部屋には除湿機や送風機を設置しましょう。小型タイプの除湿機や送風機(サーキュレーター)などもありますので、活用してみましょう。

③清潔

ホコリや汚れなど、放置せずこまめに掃除しましょう。特に古い床は間にゴミが入り込みやすく、取り除くのが難しいですが、小型のブラシなどを活用して細かな部分のゴミも取り除きましょう。

④修理や工事

まだカビが生えていない時でも、スキマやヒビなどがある場合は、早めに修理しましょう。また、予算がある場合やリフォーム工事を検討されている場合には、換気扇や断熱材を設置するという方法もあります。湿気の溜まりやすい納戸や床下に換気機能を付けることで、カビを防ぎ、結露を防ぐことができます。

また、自分で除カビしてみたものの「カビが再発した」「カビの範囲が広すぎて手に負えない」という場合には、カビ取りの業者へご相談ください。

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