ガラスブロックや砂目地のカビ取り方法を専門家が解説
最終更新日:2024年06月29日


カビドクターズ代表
牧平 幸
カビドクターズの代表・牧平 幸です。カビ取り5年の経験と、世界初の特許技術を用いて大阪・京都No.1の品質を目指して日々カビ取りと向き合っております。
- ガラスブロックのカビの原因
- ガラスブロックのカビ取り方法
- 業者によるガラスブロックのカビ除去手順
- カビ再発を防ぐ方法
この記事では、カビブロックに生えたカビの対策方法について解説いたします。
ガラスブロックにどうしてカビが生えたのか
カビは、湿度60%以上、酸素があり、気温20~30℃で栄養源のある場所を好みます。
特にガラスブロックは、目地にホコリなどの汚れや結露による水滴が蓄積しやすく、これらが原因でカビが発生します。
また、経年劣化などが原因で、ガラスブロックの目地に傷が付くと、目地のヒビにカビが奥深く根を伸ばして広がることもあります。そうなってしまうと、なかなか簡単には落とすことができません。
ガラスブロックのカビと結露
そもそも、結露の発生する原因は、換気不足や室内外の気温差によるものなどが挙げられますが、この結露をそのまま放置しておくことで、カビが発生し、ガラスブロックの目地に奥深くカビが根を生やすことで、市販のカビ取り剤を使っても、なかなか落ちないほど頑固なものとなってしまいます。
ガラスブロックにカビが生えた場合の対策方法
重曹と消毒用エタノールで落とす方法
軽度のカビの場合は、研磨効果のある重曹と、殺菌効果のある消毒用エタノールを使って除去していきます。
準備するものは、重曹、消毒用エタノール、スポンジや目の細かいブラシ、布巾2枚ほどです。
<STEP1>重曹を使ってこする
クレンザー効果のある重曹を、ガラスブロックのカビが生えた箇所に塗布し、少し湿らせた布巾やスポンジを使ってこすります
<STEP2>消毒用エタノールで殺菌する
重曹をキレイにふき取った後、消毒用エタノールを使って殺菌していきます。
<STEP3>ふき取る
10分ほど時間をおき、布巾で水分をふき取り乾燥させます。
※注意点
カビ取りは換気をしながら行いましょう。消毒用エタノールや重曹にはカビの色素を抜く効果はないため、カビの色素が深く根付いてしまっている場合には除去することができません。漂白効果のある液剤を試すか、業者へ依頼しましょう。
塩素系のカビ取り剤で落とす方法
カビハイター、カビキラーなど塩素系のカビ取り剤を使って、ガラスブロックのカビを除去する方法です。表面に生えたカビの色素を除去することができますが、塩素剤を含むため、使用時に皮膚を保護するなど、取り扱いに十分注意しましょう。
準備するものは、塩素系のカビ取り剤、スポンジや目の細かいブラシ、布巾、ラップ、ゴム手袋、マスク、ゴーグルです。
<STEP1>カビ取り剤を塗布する
ガラスブロックや目地のカビに、カビ取り剤を塗布していきます。
<STEP2>ラップでカバーする
液だれを防ぐために、ラップを上から乗せて液剤の浸透を助けます
<STEP3>よくふき取る
濡らした雑巾などを使って、成分を残さないようによくふき取り、乾燥させます。
※注意点
塩素剤のカビ取り剤を使用する際は特に注意して、取り扱うようにしましょう。ゴーグルやマスク、ゴム手袋等で皮膚を保護してください。また十分な換気を行いましょう。
市販の液剤では落とせない場合
ガラスブロックのカビは、根が奥まで生えていると市販のカビ取り剤を使っても除去が難しい場合があります。液剤が浸透できないと、何度カビ取りをしてもカビがしっかりと殺菌できていないため、再発してしまいます。
このような場合は、カビ取り業者に依頼するというのも1つの方法です。
特殊液剤を用いたガラスブロックのカビ除去
弊社では、特殊な液剤を使ってカビの根までしっかりと液剤を浸透させ、除去していきます。動画で詳しく解説していますが、手順は以下の通りです。
- 特殊浸透剤を塗布し、カビの根まで弱体化させる
- カビ分解剤でカビの根まで除去していく
- 防カビ剤を塗布してコーティング
なぜ、特殊な浸透剤を使用するかと言いますと、市販のカビ取り剤は主に次亜塩素酸ナトリウムを主成分としますが、これはカビを殺菌すると、自己分解してしまいカビの根まで届かない場合が多いのです。
そのため、弊社では、特許技術を採用した特殊な浸透剤を使って、カビを除去していきます。
ガラスブロックカビを防ぐためにできること
ガラスブロックのカビを除去しても、湿気や通気性の悪化など、ジメジメとした環境が続くとカビが生えてしまう恐れがあります。そのために日ごろから気を付けるべきことを挙げていきたいと思います。
- 十分に換気する
- 除湿機を使用する
- 結露はこまめにふき取る
- ホコリや汚れをふき取る
- 定期的に殺菌する
カビ予防のポイントは、換気と除湿、清潔です。特に湿気がこもりやすく結露の生じやすい室内では、除湿機を稼働させるなど工夫しましょう。
まとめ
- ガラスブロックのカビの原因は湿気や汚れ、結露
- ガラスブロックのカビを自宅で落とすには、消毒用エタノールや塩素系のカビ取り剤を使用する
- ただしカビが奥まで根を生やしていると液剤が浸透しにくく除去しにくいため、難しい場合は業者へ相談する
- ガラスブロックのカビを防ぐには、換気や除湿、掃除をこまめに行うことが大切
窓まわりの酷いカビにお悩みの方
窓枠やすりガラスなどの酷いカビにお困りの方、カビの再発にお悩みの方は、カビ被害が広がるまえにカビ取り業者へご相談ください。