リサイクルショップで購入した洋服がカビ臭いときの対処方法を専門家が徹底解説

牧平 幸
執筆者

カビドクターズ代表

牧平 幸

カビドクターズの代表・牧平 幸です。カビ取り5年の経験と、世界初の特許技術を用いて大阪・京都No.1の品質を目指して日々カビ取りと向き合っております。

  • 古着独特のニオイの原因とは
  • おうちでできる衣類の消臭方法
  • 家で衣類をカビさせないためのコツ

この記事では、衣類の脱臭・カビ対策方法について解説していきます。

どうして古着には独特のニオイがついているの?

中古衣類のニオイの原因は様々

リサイクルショップで衣類を購入したあと、帰宅してみたら

「なんだかタンスのニオイがする」

「古い洗剤のようなニオイがする」

うちのとは違う、独特のニオイがした...という経験はないでしょうか。

自分の家以外のニオイが気になるように、誰かが使用していて、別の場所で保管されていた布製品の香りにはどうしても違和感を覚えるのは、当然のことでしょう。
しかし、違和感以上に「臭いかも」と感じたら、もしかしたらカビや皮脂汚れの可能性、普段使いなれない洗剤や柔軟剤の香りという可能性もあります。

例えば、リサイクルショップで購入した衣類のニオイが気になるという場合、色んな原因が考えられます。

・以前の持ち主の家のニオイ
・繊維に残った皮脂のニオイ
・強い柔軟剤のニオイ
・防虫剤のニオイ
・カビのニオイ

この衣類のニオイの原因がどれなのか、嗅ぎ分けて区別すると良いでしょう。
ほんの一例ですが

・タンスや押し入れのニオイがすると思ったら→防虫剤
・墨汁のようなニオイがすると思ったら→カビ
・化学的なフローラル系の香りがすると思ったら→柔軟剤

どうしても分からない場合は、推測で消臭対策をしていきます。

フリマアプリで購入した洋服が臭くて使えなかった例

リサイクルショップ以外にも、インターネット上のフリマアプリやフリマサイトで購入した衣類が、異様に臭く、洗濯してもニオイがなかなか落ちなかったので処分したという例もあります。

ニオイの感じ方が人それぞれなので、気になる人、気にならない人がいるものですが、どうしてもニオイが気になる場合には、いくつかの方法を試して、処分する前に消臭対策してみましょう。

古着のニオイを取る方法

台所用の中性洗剤で柔軟剤や防虫剤のニオイを落とす方法

界面活性剤を使って、脂溶性のニオイをエマルジョン化し、除去する方法です。
柔軟剤のニオイが気になる場合や、ただ干しただけでは防虫剤のニオイが落ちなかったという場合に活用してみてください。

準備するものは、台所用の中性洗剤、バケツ、ゴム手袋です。

<STEP1>バケツに水と古着を入れる

バケツ(もしくは大量にある場合には浴槽を使う)

<STEP2>台所用の中性洗剤を入れる

目安は4リットルの水に、大さじ1~2杯分の洗剤を入れて溶かします。

<STEP3>一晩つけ置きする

洗剤を溶かした水に、一晩(6~8時間ほど)つけ置きをして、流水で泡が出なくなるまでよくすすぎ、おうちの洗濯機で洗濯をします。
1度のつけ置きではまだニオイが気になる場合、もう一度試してみてください。

※注意点

おうちでの洗濯が可能な衣類なのか、素材や洗濯表示を必ずチェックしてください。
適していない衣類やデリケートな素材で行うと、傷み、縮みの原因となります。

衣類用漂白剤でカビを殺菌し消臭する方法

上記の洗剤で消臭する方法でも、まだニオイが取れない場合は、カビが生えている場合があります(もしくは、その両方が原因ということも)
この場合は、殺菌効果のあるお掃除アイテムを使ってカビ除去をしなければいけません。
準備するものは、衣類用の漂白剤、バケツ、ゴム手袋です。

<STEP1>お湯に漂白剤を溶かす

40~50℃ほどのお湯をバケツに入れ、衣類用漂白剤をキャップ1杯ほど入れて溶かします。

<STEP2>衣類をつけ置きする

数時間、衣類を入れてつけ置きします。

<STEP3>洗濯をする

流水でよくすすいだ後、洗濯機で洗濯します。

※ウールやシルク、デリケートな素材には使えません。洗濯ラベルを確認して使用しましょう。また、漂白剤を使うと変色・脱色の恐れもあるため、心配な場合は目立たない箇所で試してから行いましょう。

逆性石けんでつけ置きして消臭する方法

この他、衣類の消臭方法として、液体消毒剤である逆性石けんを使う方法もあります。逆性石けんはカビを殺菌する効果もあり、また消臭する効果もあります。
使用方法は、逆性石けんをキャップ1杯ほど、バケツの水の中に入れ、30分~1時間ほどつけ置き、よくすすいだ後に洗濯機で洗います。

逆性石けんは、薬局などで購入することができ、うすめて使うことで手指の消毒にも使用できます。原液をそのまま塗布するのではなく、必ずお水で薄めてから使用しましょう。

家で衣類をカビさせないためにできること

ホームクリーニングで、古着のニオイを軽減させることは可能ですが、日ごろの保管方法にも注意して、ニオイが付かないように管理しましょう。

衣類のカビを防ぐためにできることは

・クローゼットの換気と除湿
・皮脂汚れをしっかり落として収納する
・定期的に風通しの良い場所で干す
・結露を防ぐ
・室内干しをする時はしっかりと乾燥させ生乾きを防ぐ

ことなどです。
また、定期的に衣類を保管している押し入れやクローゼットなど収納内も掃除をして、ニオイの原因を取り除きましょう。

押し入れやクローゼットがカビ臭い場合

  • 衣類を収納している押し入れやクローゼットがカビ臭い
  • カビが広がっている
  • 室内の床や壁にカビが生えていて気になる

という場合は、早めにカビ取りの専門業者にご相談ください。

 

 

 

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